【中年の危機到来?】ミッドライフクライシスになった時にやってはいけないことと対処法3選

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どうも40代ヨンロクです!

先日、親しくさせて頂いている仕事関係のお客様からこんな質問をされたんです。

「ヨンロクさん、いま1番の生きがいって何ですか?」

・・・・・。

筆者は、一瞬言葉に詰まってしまいました。

仕事は仕事でやりがいを感じて毎日頑張ってはいるし、家族との関係性も良好で、子供たちの成長していく姿も嬉しいけど、それはまあ当たり前のような気がするし、自分の本当の生きがいって何だろう?って思っちゃったんです。

つまり、「自分はこのために生きているんだ」という実感が沸くものって何だろうと。

もしかして、これって「ミッドライフクライシス」というやつかも、、、。

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ミッドライフクライシスとは

ミッドライフクライシスは、日本語に訳すと「中年の危機」です。ミドルエイジクライシスとも呼ばれたりします。

中高年期特有の心理的危機、また中高年が陥るうつ病や不安障害のことをいうのですが、

自分の人生は本当にこれで良いのだろうか?」と考え、これまでの自分の人生を振り返り、急に自信がなくなったり、悩んだりする期間が続きます。

人生の折り返しの年代、つまりわれら40代頃から50代くらいで陥りやすいと言われています。

さまざまな要因がありますが、基本的には心や身体の変化、また周囲の環境の変化などによって、自分自身のアイデンティティが揺れ、心の葛藤が起きるようになります。

ただ「中年の80%はミッドライフクライシスになる」と語る臨床心理学者もいるぐらい、ミッドクライシスに陥ることは、決して珍しいことではないようです。

誰もがなりやすいんだね

この記事ではミッドライフクライシスについて、その要因と、陥りやすい危険な行動、乗り越えるための方法を解説していきます。

ミッドライフクライシスになる要因

ミッドライフクライシスになる要因としては、次の3つが挙げられます。

人生のちょうど折り返し

中年期に差し掛かりちょうど人生の折り返し地点に立ったことで、これまでの生き方を振り返ったり、また残りの人生に対して、「このままでいいのか?」「これまで頑張ってきたことは果たして意味があったのか?」など過去の自分に対する反省や葛藤、またこれからの人生に対する不安や焦りなどを意識し出すことで悩み始めるのがミッドライフクライシスの特徴のようです。

自分の心と体の変化

この年代になると、20代、30代の自分とは異なり、考え方や、気持ちなどの精神的な変化、また髪の毛が薄くなった、白髪が目立ってきた、老眼になった、太ってきたなどの身体の変化、また健康に対する体調の不安などが発端となり、ミッドライフクライシスに陥ることも多いようです。

周囲の環境の変化

例えば、身近な人が病気になる、亡くなる、また自分と年齢の近い芸能人や有名人が病気になったニュースを聞いたことをきっかけに、深く自分の人生を考え始めることがあったりするようです。また親の介護を始めることになったとか、子どもが独り立ちするようになった、年下の上司の部署へ異動になったなど、まわりの環境が変化することで、これまでの自分の役割が変わったり、役割を失ったりすることによってミッドライフクライシスに陥ることも多いようです。

男性のミッドライフクライシスの要因は仕事

ミッドライフクライシスは、性別関係なく男性、女性ともに陥ると言われています。

ただし、女性の場合は、体力の低下や加齢による生理機能の変化、若さや美がなくなることの焦燥感や更年期障害などのホルモンのバランスの変化や、出産や育児などの家庭環境の変化に影響されやすいのに対して、

男性は仕事がきっかけになるのがほとんどだと言われています。

ある程度のポジションや役職に就いている男性ほど要注意

若い頃からバリバリ仕事に打ち込み、評価され、ある程度のポジションや役職に就いている男性ほど、ミッドライフクライシスに陥りやすいと言われています。

これは、中年になっていくと、体力はもちろん、能力も下落傾向になっていく時期のため、下の若い世代にポジションを奪われることへの恐怖心や不安に襲われたり、今まで達成してきたやりがい以上の高揚感が感じられず焦燥感を覚えたりすることが理由です。

20代で希望を抱き、30代で社会を知り、40代で自分は何者でもないと悟る

ただ一方で、これまでの人生で自分の思うような結果が残せなかったことに悩む男性も陥りやすいと言われています。

自分より出世している同僚などに嫉妬心を抱いたり、SNSで同年代の人が自分より活躍していたり稼いでいたりするのを見聞きして、妬んだり。

自分をどんどん責めてしまい、どんどん悩んでしまうのです。

ミッドライフクライシスの男性がやってはいけない謎の行動

そんなミッドライフクライシスに陥ってしまった男性がやっちゃいがちなのは次のような行動です。

  • 家族に相談しないでいきなり仕事を辞める
  • 家出をして行方をくらます
  • 不倫相手を探す
  • キャバクラに通い出す
  • やけ酒に走る
  • ギャンブルにハマり出す

こんなことをやっちゃうと、ミッドライフクライシスではなく、家庭や人生そのものがクライシスになるので絶対にやめておきましょう。

ミッドライフクライシスの対処法

ミッドライフクライシスは、自分のアイデンティティが揺れることで生じるため、克服するためには、まずは「自分自身の再定義」が大切となります。

わたしたちは長く仕事をし続けていると、相手の肩書きや地位といった社会的なフィルターを通してどうしても物事を判断してしまいがちです。

例えば、「あの人は上場企業の人だから」とか「専務の言うことだから仕方ない」などと考えてしまいます。

また仕事以外でも家庭内では「父として」「旦那として」、また「自分は長男だから」と言った役割を演じながら接することが当たり前になるわけです。

そのためその習慣が染みつき、「私は○○だからこうしなければならない」といった社会的な役割をもとにすべての物事を考えしまうのです。

まずは人と比べることや、情報に振り回されている自分と決別することが大切です。

そして、肩書きや役割など除いた自分とじっくり対話をしましょう。

対話する内容はたった3つです。

あなたが1人の人間として、

  • CAN【できること】
  • MUST【やるべきこと】
  • WILL【やりたいこと】

この3つをじっくり考えてみましょう。

この3つがバランス良い大きさで、しかも重なっている面積が大きいのが最も充実していると言えるでしょう。

20代は、経験も能力もまだ浅く、できることは限られていますが、

やるべきことを一所懸命にこなしながらも、やりたいことの数も大きさも強いわけです。

そして仕事の要領も醍醐味もわかってくるようになる30代では、できることがどんどん大きくなっていきますので、自分がやりたいことよりも、組織のために会社のために全力で力を注ぎ、大きく貢献していくわけです。

そして40代です。

いまミッドライフクライシスに陥っている人は、おそらくこんな感じじゃないでしょうか?

仕事でも家庭でもやるべきこと(責任)だけがどんどん大きくなり、30代の頃と比べると、体力も落ち、記憶力やアイデアなど能力も低下傾向になっていくので、できることがどんどん小さくなっていきます。さらに、いつの間にか、やりたいことがやるべきこととできることと重なっていないだけでなく、どんどん小さくすぼんでいってしまっている。

このやりたいことを、少しでも大きくなるように、そしてMUSTとCANに重なっていけるようなことをまずは見つけていくことが大切です。

まずはMUSTとCANの概念をいったん頭の中から除外して、「自分はどうありたいのか」「どう生きていきたいのか」を考え、自分自身の再定義を始めることが、ミッドライフクライシスを克服する最も大切なことと言えます。

大切なのは、ありのままの自分を受け入れて愛し自分の人生を決して否定せずに肯定してください

①:転職サイトに登録する

自分自身を再定義することができたあなたは、自分のことをよく知っている自分になれます。

これまでの仕事の中で、「何に喜びを感じ」「何をしているときが1番楽しかったのか」ぼんやりとわかるようになっているはずです。

ぜひその自分の棚卸しをしたことを、転職サイトの職務経歴書(キャリアシート)にまとめてみましょう。

転職するとかしないとかはここで考えなくて大丈夫です。

自分のキャリアや、自分はこういう人間だということを自分で棚卸ししながら確認する作業だと思えばいいのです。

なぜなら、ミッドライフクライシスは、自分だけの力で乗り越えようするには、かなりのエネルギーが必要になるからです。

自分自身で自分と向き合い、行動させるという強い意志が必要になるわけです。

ところが世の中には、とある運命的な外的な要因で、あっさりと人生が好転したという話はたくさんあるわけです。

自ら仕事を探すのではなく、自分という人間を客観的に見つめ直し、転職サイトへスカウト登録しておくだけで、思わぬ企業からあなたの人間性やキャリアに魅力を感じてもらい、驚くようなオファーが来る可能性があるわけです。

もちろん登録は無料ですし、名前など個人情報は伏せたままで登録可能なので、今勤めている会社にバレることはありませんのでご安心ください。

もしオファーが来て、今よりもやりがいのある仕事であったり、年収もアップするような条件だったらすぐにでもミッドライフクライシスから抜け出せるまたとないチャンスになるかもしれません。

②:生活習慣を見直す

体力の衰えや健康面での体調もミッドライフクライシスを引き起こす原因の1つとなります。

やはり身体は正直ですから、睡眠をしっかりとるようにしたり、体に良い健康的な食べ物を摂取するように心掛けたり、適度な運動をするなど生活習慣の改善に取り組んでみましょう。

筆者は1日1食のオートファジー生活を始め、食生活も見直すことで体調がすこぶる良くなり、気力も頭も冴え渡るようになり、何事にも前向きに取り組んでいけるようになりました。

③:仕事以外で興味のあることを始めてみる

何歳になっても、学ぶことは脳に刺激を与えくれて、前向きな気持ちにしてくれるものです。

今まで仕事で忙しくてできなかったこと、若い頃に夢中になってやっていたこと、

絵を描き始める、ギターを弾けるように挑戦してみる、空手教室に通ってみる、また歴史、文学、仏教など前から気になっていたので勉強を始めてみるのも良いでしょう。

なんでもいいので、仕事のこととは全く関係ない分野で、少しでも興味のあるものを始めてみましょう。

自宅で料理に挑戦してみたり、キャンプを始めてみたり、仕事のことを忘れるぐらい、なにかひとつでもいいのでちょっとでも興味のあることを調べて、勉強し、実際にやってみるという行為は、普段と違うことを経験することになるので、気持ちに変化が表れるはずです。

筆者は40代になってから知識ゼロの状態からこのブログを始めました。

何を始めるにしても決して遅くはないんです。

そして筆者は料理も始めました。最初はわからないことでも、少しずつできることが増えていくのも嬉しいですし、なんといってもビールに合う料理を自分で作るのが楽しいです。

まとめ

以上ミッドライフクライシスについて解説してきました。

ミッドライフクライシスは、誰でも陥りやすいものです。

もしそうなった時は、

  • 自分と向き合い、キャリアを棚卸しして、転職サイトにスカウト登録しておく
  • 生活習慣を改善する
  • 仕事以外で少しでも興味のあることを始めてみる

ミッドライフクライシスは、自己評価に変動をもたらすのが要因です。


これまでの成功や達成に対する自己評価が揺らぎ、自身の能力や価値に対する不安や疑問が生じることから悩み始めます。

ですが、ミッドライフクライシスは個人の心理的な成長の良い機会でもあると思うんです。


自己評価の変動、社会的役割の再評価、過去の選択や未達成の目標への後悔を通じて、自分の人生の意味や目的を見つけ直し、今まさに成長することができる良い機会なんだと前向きに捉えてほしいと思います。

ミッドライフクライシスに陥りそうになった時は、アドラーの言葉に救われるかもしれませんので気になる人は一度に手に取って読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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