
太るから脂はなるべく食べないほうがいいんだよね?
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
40代になると、健康診断の数値が気になってきますよね。「あ、コレステロール高め…」「最近お腹が出てきたし、そろそろ油もの控えようかな…」なんて、思い当たる節もあるのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください。
「脂は太る」「脂は体に悪い」
──それ、もう時代遅れの思い込みかもしれません。
今回参考にしたのはこちらの書籍です。
実はひと言で”脂”と言っても種類はいろいろあって、体にとって良い脂と悪い脂があることをご存知でしょうか?
この記事では、40代からの脂との賢いつきあい方について詳しく解説しますので、一緒に学んでいきましょう。
脂質=敵じゃない。むしろ“縁の下の力持ち”だった!

脂質って聞くと、なんだか「いかにも悪そうな栄養素」という印象を持つ人が多いですが、実は私たちの身体にとってなくてはならない超重要な存在です。
たとえば、こんな役割を果たしています:
- 細胞膜の材料になる:人間の体は約60兆個の細胞でできていますが、その細胞の膜を構成するのが脂質。つまり脂がなければ、そもそも“人間”として存在できないんです。
- ホルモンの材料になる:やる気を出す「テストステロン」や、ストレスに関係する「コルチゾール」など、脂質がないとホルモンバランスが崩れやすくなり、イライラしやすくなったり、疲れやすくなったりします。
- 脳のエネルギー源になる:脳の重さの約6割は脂質でできているともいわれています。脂不足だと、なんとなくぼんやりしたり、物忘れが増えたり…
つまり、「脂を抜けば健康になる」どころか、抜きすぎると不健康になってしまうということなんです。
「脂を食べたら太る」って、本当?

40代から気になるのはやっぱりカロリー。脂質は1gあたり9kcal。たしかに糖質やたんぱく質(1gあたり4kcal)に比べると高カロリー。だから「太りやすそう」と思ってしまうのも無理はありません。
でも、太るかどうかは脂質だけの問題じゃないんです。
実際には、太るのは以下のようなケース:
- 消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っている(つまり、単純に食べすぎ)
- 糖質過多+運動不足+寝不足という現代人あるあるの組み合わせ
脂質を減らしても、そのぶんを菓子パンやおにぎり、パスタで埋めてしまえば意味はありません。むしろ、脂質を適量摂ったほうが満腹感が得られやすく、間食も減って、結果として太りにくいというケースもあるというわけです。
40代からは「どんな脂を摂るか」がポイント!

問題なのは「脂そのもの」じゃなくて、「どんな脂を選ぶか」。
以下に、良い脂・悪い脂をざっくりご紹介します:
◎ 積極的に摂っていい脂(“味方”)
脂の種類 | 主な食材 | 特徴 |
---|---|---|
オメガ3脂肪酸 | サバ・イワシ・アジなどの青魚、亜麻仁油、えごま油 | 血液をサラサラにし、炎症を抑える。脳にも◎ |
オメガ9脂肪酸 | オリーブオイル、アボカド、ナッツ類 | 悪玉コレステロールを減らし、心臓病予防にも効果的 |
中鎖脂肪酸(MCT) | ココナッツオイル、MCTオイル | 素早くエネルギーになる。朝の1杯のコーヒーに◎ |
これらは、むしろ「摂るべき脂」。40代以降、体の中での酸化ストレスや炎症を抑える役割が大きく、アンチエイジングにも効果的です。
✕ 控えたい脂(“敵”)
脂の種類 | 主な食材 | 問題点 |
---|---|---|
トランス脂肪酸 | マーガリン、ショートニング、ファストフード、スナック菓子 | 人工的に作られた油。心疾患・糖尿病リスクUP |
酸化した油 | 揚げ物の再加熱、放置された揚げ油など | 老化の原因に。お惣菜のコロッケ、要注意かも |
40代は仕事に子育てに忙しい世代なので、ついついコンビニ弁当やインスタント食品に頼りがちですが、便利でうまい食べ物には悪い脂が使われていることが多いので注意が必要です。
筆者が40代から食べるの物をやめて良かった食べ物ランキングはこちら↓
食生活を“ちょい変え”でOK!脂の摂り方のコツ

全部をガラッと変えようとすると続きません。大事なのは、「少しずつ、無理なく、ゆるく習慣化」すること。
- 市販ドレッシングをやめてオリーブオイル+塩+レモンにする
- サバ缶をストックして、**“時短で健康的な一品”**を増やす
- 朝食に青魚やアボカドトーストを取り入れてみる
- 外食のときは、揚げ物よりも焼き魚 or 刺身 or 蒸し料理を選ぶ
- 揚げ物を食べるなら自宅で新しい油を使って調理するだけで違う
- 間食をナッツに置き換えるだけでも、脂の質はかなり変わる
これだけでも、身体は「ちゃんと脂が来た!」と反応し、代謝が上がり、内臓脂肪もつきにくくなっていきます。
筆者も毎日食べるキャベツサラダには、オイルサーディンやオリーブオイルで味付けし、体に良い脂を積極的に摂取するようにしています。
まとめ:脂質は、40代からの“人生の相棒”になる
以上、40代からの賢い”脂質”とのつきあい方についてご紹介しました。
脂質に対するネガティブなイメージは、もう過去のものです。
むしろ40代からは、体のパフォーマンスを支える“頼もしい相棒”として、賢く脂と付き合うことが健康寿命を伸ばすカギになります。
脂は、頭も体も元気にする“潤滑油”のような存在。
40代は、人生の折り返し地点。
ここから「見た目」「体力」「集中力」をどうキープしていくかが大事。
そのためには、“脂との正しい付き合い方”が欠かせません。
今回ご紹介した『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ 脂質の話』には、こうした脂質の真実がテンポよく図解で解説されています。気軽に読めて、でも内容はしっかり。健康の知識がゼロでも楽しめる内容となっていますので気になる人は一度手に取ってみて、ご自身の食生活にうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント