1日1食にするメリットは?
以上の疑問にお答えします。
どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
結論から申し上げると、
1日1食をすることで得られる最大のメリットは、「健康的な体になれる」ことです。
1日1食にするだけで健康になれるなんて、「そんなバカな話があるか」と思うかもしれません。
もしかしたら人によってはどこか「宗教じみた話」のように思うかもしれませんが、まったくそんなことはありません。
現代人が抱える病気が起こる理由として、実は「食べ過ぎ」が原因であることが数々の研究によって科学的に明らかにされています。
筆者は絶不調な体調から健康的な体を取り戻すために、1日1食を始めることですこぶる体調が良くなりました。
この記事では、
1年以上続けてみてわかった1日1食の10のメリットを解説します。
1日1食とは?
1日1食とは、その名の通り、1日に1度だけ食事をとる食生活のことです。
多くの人が朝昼晩の1日3食を基本としていると思います。
子供の頃から1日3食しっかり食べましょうと教えられてきましたし、その生活が当たり前になっていますからね。
1日1食は一日のどこかで一度だけしっかりと食事を摂るスタイルとなります。
この食事法は、断続的断食(インターミッテントファスティング)とも関連があり、体内の自然なリズムを整え、健康を促進する方法として今注目されています。
1日1食の習慣は、古くから宗教的な断食や健康法として取り入れられてきました。
例えば、仏教の僧侶やヨガの行者などが、心身の浄化や精神の集中を目的に実践しています。近年では、健康やダイエットの一環として広がりを見せています。
芸能人の中にも1日1食を実践されている人は意外と多いんですよね。
1日1食のメリット
1日1食のメリットって何?
では1日1食にすることで、どんなメリットが得られるのか?
1年以上続けてきた筆者が感じている1日1食するメリットを解説します。
①:痩せる
1日1食の生活を続けると、まず確実に痩せます。
なぜなら1日のカロリー摂取量がこれまでよりも確実に減るからです。
よっぽど大食漢の人でないかぎり、これまで1日3食食べていた食事量を、1回の食事のタイミングで摂れる人はまずいません。
つまり食事の回数が減ることで、1日の総カロリー摂取量が少なくなるわけです。
これまでは、
総カロリー摂取量 = 総カロリー消費量
だったものが1日1食にすることで、
総カロリー摂取量 < 総カロリー消費量
これまでの活動量、運動量が同じであれば、摂取量よりも消費量ほうが上回りますので確実に痩せることができ圧倒的なダイエット効果が期待できます。
実際に筆者は1日1食を1年続けたことで、ビール腹のお腹が凹み、体重は約10kg減りました。
もし1日1食にしても全然痩せない人は何か他に理由があるはずなのでこちらの記事をご覧ください。
②:胃腸を休ませることができる
1日1食にすることで胃腸を休ませることができます。
胃や腸などの消化器官が休む時間が増えることで、消化不良や胃もたれ、便秘などの問題が改善されることが多いです。
筆者は毎日便は出ていましたが、ずっと下痢気味でした。
急にお腹が痛くなることもしばしばありました。
ですが1日1食を始めてから便通が改善されるようになりました。
始めてすぐの頃は便秘がちになってしまいましたが、いまはほぼ毎日理想のバナナ型うんちが出るようになっています。
そもそも食べた物が完全に消化されるまでには少なくても最低5〜6時間はかかると言われています。消化しにくいものは8時間以上かかるものもあります。
食事というのは食べるだけじゃないんですよね。食べた物が消化されるまでが食事なんです。
1日3食を食べるということは、胃や腸がせっせと食べた物を消化しているのに、次々に食べたものが入ってくる状態になるということです。
胃腸は休むことなくずっと働かされるわけなので、いわば”ブラックバイト”みたいな状態になるわけです。
若い頃なら胃腸もまだまだ元気ですから問題ないのですが、年齢とともに消化器官もだんだん衰えていきますので、消化機能はどんどん低下していくため体調がすぐれない原因になりやすいというわけです。
③:細胞を若返らせる
1日1食の食事ということは、24時間固形物を何も食べないということになります。
毎日夜の19時に夕食を食べる人は、翌日の19時まで何も食べないことになります。
丸一日何も食べないことを辛く感じるかもしれませんが、何も食べない空腹時間を作ることで細胞を若がえらせると言われています。
まず、最後に固形物を食べてから10時間経つと脂肪が燃焼され始めます。
何も食べ物が入ってこないので体じゅうにある脂肪からエネルギーに変えようとするわけです。
そして12時間経つと、血液や肝臓に蓄えられた糖が完全に消費され、今度は「ケトン体」をエネルギー源として使われるようになります。
ケトン体とは、脂肪を分解したときに発生する物質のこと。
細胞がケトン体代謝に変わると、傷ついたDNAを修復したり、活性酸素を減らすためアンチエイジングに効果的だと言われています。
そして空腹時間が16時間以上になると、いよいよ「オートファジー」が発動します。
「オートファジー」とは、「Auto(オート)=自分自身」と「Phagy(ファジー)=食べる」という単語が組み合わさった言葉で、細胞が自分自身を食べて新しく生まれ変わる仕組みのことです。
オートファジーはもともと体に備わっている仕組みですが、16時間の断食によってその働きが数倍にも活性化すると言われています。
古くなった細胞や壊れたミトコンドリアを食べ細胞レベルで新しく生まれ変わらせるわけです。
16時間の断食時間でも十分オートファジーの効果が得られると言われていますが、1日1食はオートファジー発動後も空腹時間を続けるので、さらなる若返り効果が期待できるというわけです。
1年続けた筆者は、特に顔の肌のくすみがワントーン明るくなったと実感していますし、ニキビが出来なくなり、ザラザラだった肌質ももちっとした肌になり、肌のターンオーバーが活発になったと実感しています。
④:すべての生活習慣病を遠ざける
1日1食にすることで、すべての生活習慣病を遠ざける効果が期待できます。
なぜなら糖質を摂り過ぎてしまうリスクが少なくなるからです。
糖質はエネルギー源として必要な栄養素のひとつなのですが、問題は摂りすぎてしまうこと。
糖質の代表的な食品としてはパン、パスタ、ごはん、うどんなどがあります。
どうでしょうか?食事するときは必ずどれか食べている人が多いのではないでしょうか。
これらの主食となる食品には糖質がたっぷり含まれています。
エネルギーとして消費されなかった余分な糖質は体に脂肪として蓄積されるので肥満に繋がります。
また糖質を摂ると血糖値が急上昇し、それを下げようと膵臓から大量のインスリンが分泌されるようになります。これは血糖値を下げる機能なので問題ないのですが、糖質の摂りすぎによって膵臓に負担がかかり、必要なインスリンを分泌することができなくなりますので、血糖値を下げることができず高血糖の状態が続くため、糖質の摂りすぎは糖尿病の発症にも繋がってしまうというわけです。
さらに糖質の摂りすぎによる肥満は糖尿病だけでなく、高血圧や脂質異常症、心筋梗塞や脳血管障害など血管の病気などの生活習慣病を発症するリスクを高めると言われているので、
1日1食にすることで、糖質を食べる回数が減りますので、あらゆる生活習慣病を遠ざける効果が期待できるわけです。
⑤:免疫力が上がる
1日1食の食生活を続けると、免疫力が上がると言われています。
これは胃や腸を休ませることができることによって、腸内に善玉菌が増加しやすいからです。
腸内の善玉菌が増加すると腸内環境が改善し、免疫細胞である白血球が活性化します。
白血球は体内に侵入してきたウイルスや細菌、そしてがん細胞やアレルギー物質を食べる役割をもっていますので、病気の発症予防にもなるのです。
筆者は1日1食を続けてから、家族全員コロナに感染したり風邪を引いたときも、筆者だけは発症はしなかったことから免疫力が向上したと実感しています。
⑥:舌が敏感になる
1日1食の食生活を続けていると、舌が敏感になったと実感しています。
本来の味がわかる舌を取り戻した感覚です。
例えば豆腐。
1日1食にする前は、豆腐なんて味がしないので醤油をドバドバかけていたものですが、最近は豆腐の味わいが美味しく感じていて、醤油はちょっとだけかけるのが好きになっています。
塩や醤油、タレやドレッシングなどでわざわざ濃い味付けをしなくてもじゅうぶん美味しく感じることができますので、塩分や余計な添加物の摂りすぎも防げ健康に繋がるというわけです。
⑦:体に良いものを食べたくなる
1日1食の食生活をすると、体に良いものを自然と食べたくなります。
何を食べればいいか体が欲求してくるんです。
1日の必要な栄養素を1回の食事で摂らないといけないわけですからね。
唯一の食事のときに、
カップラーメンやジャンクフードなどの何の栄養価もない食べ物を食べる気にはなりません。
タンパク質、体にいい脂質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど体にいい食べ物を自然と体が欲するようになります。
筆者は副菜を固定化することで栄養価の高い食べ物を毎日食べるようにしています。
⑧:時短になる
1日1食の食生活をすると、圧倒的に時短になります。
朝食と昼食に何を食べるか考える必要がなくなるからです。
1日3食の場合、朝食はパンにするかごはんにするか、ごはんならおかずは?、パンはサンドイッチ?惣菜パン?など毎朝考えなくてはいけませんよね。
昼食は、今日はどんな気分だろうか?どのお店でランチにしようか、それともコンビニの弁当?、時間がないので今日はファーストフードでいいか、など選択する必要があるわけです。
その点1日1食にすることで朝食、昼食に何を食べるか考える必要もありませんし、それを準備する時間、移動、調理の手間などがすべて不要になりますので、圧倒的に時間に余裕が生まれます。
筆者は1日1食にしてから忙しい朝の習慣が劇的に変わりました。
⑨:食費が節約できる
1日1食にすることで、圧倒的に食費が節約できます。
これまでの1日3食のうち、2食にお金がかからなくなるわけですから当然ですよね。
筆者の場合、
朝食はいつも仕事帰りにコンビニに寄って、惣菜パン一つと菓子パン系一つを買ってました。
なのでだいたい1食あたり350円ぐらいです。
朝食1回あたり:350円 × 365日 = 12万7750円
昼食はもともと3日に1日ぐらい昼食を食べていましたので、
ランチや惣菜、弁当など昼食代は平均するとだいたい1食あたり600円ぐらいでした。
昼食1回あたり:600円 × 365日 ÷ 3 = 7万3000円
この1年間で朝食代と昼食代を合わせると、じつに20万円ほど節約したことになります。
節約できた分、無添加などの本当に体に良い健康的な食品にお金を回すことができるというわけです。
⑩:パフォーマンスが向上する
1日1食の生活に慣れてくると、パフォーマンスが向上します。
集中力が持続し、眠気も起こらず、頭が冴えまくります。
この現象は筆者だけなのか?と疑問に思ったので調べてみると、1日1食を実践されているほとんどの人はそう感じている人ばかりでした。
例えば、星野リゾートの代表である星野佳路さん(63歳)は雑誌のインタビューでこう答えています。
要するに、ほかのことに集中していると、脳の信号が発信するのをあきらめるのか、空腹感がおさまるのです。そうなると、脳がセービングモードに入ったような感じで、頭がスッキリとします。私はその状態を「ハングリーハイ」と呼んでいます。
引用:日経ビジネス
星野代表は、40代から朝食をやめて、50代から昼食もやめて、夕食だけ食べる生活にしたことで体重が落ち、血圧も正常値になったそうです。
「お腹が空き過ぎて力が出ない、何も考えられない」というのは実はただの思い込みなんだと実感しています。
まとめ
以上、1日1食にすることで得られる10個のメリットについて解説しました。
このように1日1食の食生活を続けるとさまざまなメリットの恩恵を受けることができます。
ただし、どんなことにもメリットがある反面、デメリットも必ずあります。
1日1食のデメリットについてはこちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
1日3食食べていた人が、いきなり1日1食にするのはかなりハードルは高いと思います。
失敗しない1日1食の始め方についてはこちらの記事をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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