パタゴニアのフーディニジャケットって何がそんなに良いの?
以上の疑問にお答えします。
どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
人気のアウトドアブランド、パタゴニアには名作と呼ばれるアイテムがたくさんありますよね。
そんな名作のひとつに「フーディニ・ジャケット」という軽量ジャケットがあります。
ただのウインドブレーカーじゃないの?
たしかに一見すると、ただのウインドブレーカーに見えます。
なぜこんなただのウインドブレーカーが名作と呼ばれるのか?
なぜパタゴニア社員の9割がこのフーディニ・ジャケットを所有しているのか?
なんで?
この記事では、
4年以上愛用している筆者が「フーディニ・ジャケット」の特徴、良いところも残念なところも、また使い方やサイズ感などもすべて徹底解説します。
これからフーディニ・ジャケットを購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。
フーディニ・ジャケットが名作と言われるワケ
ブランド | patagonia(パタゴニア) |
製品名 | メンズ・フーディニ・ジャケット |
製品番号 | 24142 |
素材 | 1.2オンス・リサイクル・ナイロン100%リップストップ |
原産国 | ベトナム |
公式価格 | ¥ 15,950 |
悪天候に対するプロテクションを提供し、激しいアクティビティをはじめどこへでも携帯できるリサイクル・ナイロン100%製ジャケット。
引用:パタゴニア公式サイト
やっぱりただ高いだけのペラペラなナイロンジャケットじゃん
たしかにフーディニ・ジャケットの特徴を一言で言ってしまうと、「ただのナイロン100%の軽量ジャケット」となります。
しかも1.2オンスというペラペラな薄さなのにお値段は1万6000円ほど。
ただのナイロンジャケットにしては高くない?
一見何の変哲もないジャケットと思いがちですが、
さすがパタゴニアと言える機能性、そして細部までこだわった造りに思わずため息が出てしまうぐらいの完成された造形美があるので決して高いと感じることはないはずです。
それではフーディニ・ジャケットが名作と言われる理由を詳しく見ていきましょう。
とにかく軽くて丈夫な素材
なんと言っても使われている素材がとにかく軽くて丈夫。
重さはたったの105 g。
ちょうどコンビニのおにぎりぐらいの重さですね。
超軽量ですがリサイクル・ナイロン100%素材のリップストップなので引き裂きにも強く、
有機フッ素化合物不使用のDWR(耐久性撥水)も加工されていますので、ちょっとした雨も弾いてくれます。
このように超優秀な素材が使われているフーディニ・ジャケットは4年以上使っても破れたり劣化しない耐久性があり、ずっと長く使い続けることができる特徴があります。
ドロップデザインの裾
フーディニ・ジャケットの裾は後ろ身頃がやや長めになっています。激しい運動時にも腰が隠れるためアクティビティ時の動きを妨げないように配慮されています。
こういうカーブをきれいに縫うのって手間がかかるし縫製技術が高くないとできないんですよね。
さらに右の側面内側にはドローコードが付いています。
ドローコードの先端は本体に固定されています。
このおかげで、着用しながらでも右手だけ使ってドローコードを絞ることができ、アクティビティ時でもフィット感を増したいときに素早くワンアクションで対応できる造りになっています。
使う人のシーンを想定して、こういった細かいディティールひとつひとつにも創意工夫がされているところにパタゴニアのこだわりが感じられます。
フィットする立体的なフード
いくつかの生地を立体的に縫い合わせることによって、頭の形にフィットしやすいフードになっています。
おそらく何年も試行パターンを繰り返して今のこの形が完成したんだろうと推測されます。
フードの顔まわりの大きさはシングルプルで調節できるミニマル仕様、そして周辺視界を妨げないフードデザイン、パタゴニアのひき算の美学が織りなす工夫が感じられます。
袖口のこだわり
一般的なウインドブレーカーは外気の侵入を防ぐために、袖口は伸縮性のあるゴムが入っているものが多いのですが、もちろんフーディニ・ジャケットの袖も伸縮性があります。
ただし、フーディニ・ジャケットの袖口は全部ではなく部分的にだけシャーリング加工され伸縮するようになっているんですよ。
なんでだろう?
前面側にはゴムが入っていなく、背面側だけに伸縮性のあるゴムが入っているので、着脱する時、腕まくりする時などに適したちょうど良い伸縮性を兼ね備えながらも、
もう片方の手で袖をまくらなくても腕時計が見やすくする効果や
前から見た時に袖先がスタイリッシュに見えるというデザイン面などもしっかり考えられているわけですね。
こういった細部も含めてすべてにおいて完成度が高いので、パタゴニア社員の9割が所有しているのも納得ですね。
フーディニ・ジャケットの良いところ
ただのウインドブレーカーじゃなくこだわりが詰まった名作ということはわかったよ。
じゃあどんなシーンで使えるの?
ここからはフーディニ・ジャケットを4年以上愛用している筆者が感じる良いところや使い方を解説します。
ほどよい防風性と透湿性
フーディニ・ジャケットの良いところの一つ目は、ほどよい防風性と透湿性があることです。
フーディニ・ジャケットはカラーによっては内側に付いているタグが透けるぐらいペラペラなんですが、こんなに薄いのに不思議と羽織るだけでちょうどいい温かさが確保できます。
まだ一度も着用したことがない人は、最初に着た時は驚くんじゃないかと思います。
生地自体に保温性はないのですが、風の侵入を防ぐ防風性に優れているので着た瞬間温かく感じるんです。
また、生地がサラサラとしていて透湿性もほどよくあるので、衣服内で蒸れ過ぎることもなく、ちょうどいい体温をキープしてくれるんです。
もちろんノースフェイスのマウンテンライトジャケットに使われているようなGORE-TEXの防風性・透湿性と比べると性能は劣りますが、
逆に完璧ではない「ほどよい防風性と透湿性」がちょうど良く、
アウトドアはもちろん運動、登山、釣り、バイクツーリング、サイクリングなどのアクティビティでも、街着としての普段使いとしても、幅広いシーンで使える良さがあります。
コンパクトに収納できる
フーディニ・ジャケットの良いところの2つ目は、コンパクトに収納できること。
コンパクトに収納できるからこそ、持ち運びやすいので突然の気温の変化にも対応できます。
常にバッグに入れておいて、ちょっと寒くなったらサッと取り出して着るといった使い方ができます。
収納方法はとても簡単で、左胸のチェストポケットに収納できるポケッタブル仕様になっています。
フーディニ・ジャケットのたたみ方
チェストポケットのファスナーを開き、裏側から本体の生地を押し込んでいきます。
クシャクシャとどんどん押し込んでいきましょう。
柔らかい素材なのでスムーズに入れていけます。
スタッフサックだと持ってくるの忘れたとか失くす心配がありますが、胸ポケットに直接収納できるので安心ですよね。
あとは生地がファスナーで噛まないように閉めたら完成です。
慣れればものの10秒ぐらいでできちゃいます。
コンパクトに収納できスペースを取らないので、カバンの中に常に忍ばせたり、ループにカラビナを引っ掛けてバッグにぶら下げておくことが可能です。
筆者は、ちょっとしたお出かけの時もモンベルのサコッシュの中にいつもこのフーディニ・ジャケットを入れて持ち歩くようにしています。
夏にも活躍する
フーディニ・ジャケットの良いところの3つ目は、活躍するシーズンが長いこと。
実はパタゴニアのフーディニ・ジャケットは意外にも夏にも活躍することが多いんです。
夏は暑いから着ることなくない?
たしかに夏は暑いですから、ほぼTシャツで過ごすことが多いですよね。
ですが、
例えば、
冷房が効きすぎているお店に入ってしまった時、
スーパーの生鮮食品コーナーをウロウロしていた時、
日中は暑かったのに、夕方以降ちょっと風が出てきたときなど急に肌寒くて困ったことありませんか?
あるある、なんか急に肌寒くなるんだよね、、、
そんな時にフーディニ・ジャケットは大活躍します。
フーディニ・ジャケットは、緊急時の体温調整のお助けアイテムにもなります。
筆者は、絶対に夜は冷えるだろうと思う日は、「ノースフェイスのコンパクトジャケット」をバッグに入れて出掛けるようにしていますが、
予定より帰る時間が遅くなった、思ったよりも気温が下がった、急に風が強くなったときのお守りとしてフーディニ・ジャケットは常にバッグに忍ばせるようにしています。
つまりフーディニ・ジャケットは冬以外、非常に着用シーズンが長いのでミニマリストにも打って付けのアイテムとなります。
気軽に洗濯できる
フーディニ・ジャケットの良いところの4つ目は、気軽に洗濯できること。
ダウンやマウンテンパーカー、ジャケットやコートなど、アウターを洗濯しようと思っても、クリーニングに出さないといけなかったり、専用の洗剤で洗わないといけなかったり、なかなか気軽には洗濯できませんよね。
その点、フーディニ・ジャケットは気軽に洗濯できるところが良いところです。
しかも生地が薄いので洗濯しても早く乾きます。
洗濯すると撥水加工が落ちちゃうんじゃないの?
せっかくの撥水性が落ちてしまうんじゃないかと懸念する人も多いようですが、実は汗やほこりなどの汚れがついたままの方がかえって撥水性が落ちてしまうんです。
汚れが付いたり、何回か着たら普通に洗濯しましょう。
- 漂白剤が入っていない洗剤を使う
- ファスナーは閉じて、コードは緩める
- 直射日光が当たらない風通しの良いところで干す
もう4年以上使ってますが、いまだにちゃんと撥水してくれていますよ。
軽くて丈夫、寒くなったら着て、必要じゃなくなったらコンパクトに収納できる。
汚れたら気軽に洗え、しかも乾きやすい。
フーディニ・ジャケットはある意味雑に扱えるのも名品と呼ばれる所以なのでしょう。
フーディニ・ジャケットの残念なところ
細部にもこだわりが詰まった完成度、そして申し分ない機能性などを兼ね備えたフーディニ・ジャケットはまさに誰もが認める名品なのですが、
ここからは、筆者が個人的に気になる残念なところもご紹介しておきます。
左右のポケットがない
軽量さを追求したアイテムだからなのか、フーディニ・ジャケットには腹部にポケットがありません。
この位置にポケットがあれば、もっと街着として、日常使いにかなり便利なんですけどね。
燃えやすい
以前バーベキューをしていたときに着ていたら、火の粉が舞ってフーディニ・ジャケットに付いた瞬間、一瞬で溶けちゃいました。
かなり燃えやすい素材なのでキャンプやバーベキューのときは注意が必要でしょう。
幸い目立たない内側だったので、そのまま着てますw
取り出した時のシワが気になる
コンパクトに収納できるのは良いことなんですが、ちょっと肌寒くなってきたからフーディニ・ジャケットを着ようと取り出すと、かなりシワシワの状態になっています。
長時間着続ければ、シワはましにはなっていきますが、気になる人は気になるかもしれません。
ファスナーが逆
これはパタゴニア製品あるあるですが、パタゴニアはアメリカの企業ですのでファスナーの取り付け方が日本のメンズ服と逆になっています。
日本で言うとレディース服用の向きですね。
あまりアメリカ製に慣れていない人は違和感を覚えるかもしれません。
フーディニ・ジャケットのサイズ感
フーディニ・ジャケットが欲しくなってきたよ🎵
サイズ感はどうなのかな?
パタゴニア製品を購入するときに悩むのがサイズ感ですよね。
基本的にパタゴニアはアメリカンサイズなので、通常の日本サイズよりワンサイズ下を選べばたいだい大丈夫なことが多いですが、
このフーディニ・ジャケットはスリムフィットタイプなのでそれほど大きくはありません。
筆者のような体型だとMサイズがちょうど良い感じです。
着用イメージ
羽織ってみた感じ。
中に着ているのは、同じパタゴニアの「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」です。
基本的にファスナーは上まで閉めて着用することが多いです。
大き過ぎず、小さ過ぎずちょうどいい感じです。
合わしているパンツは「ノースフェイスのアルパインライトパンツ」です。
中にフリースやスウェットなどを着込んで冬でも使いたい人は、もうワンサイズ上のLサイズでもいいかもしれませんが、
もともとフーディニ・ジャケットは薄いインナーの着用を想定されたスリムフィットデザインになっていますので個人的にはあまりおすすめしません。
昨今のトレンドはオーバーサイズですが、
このフーディニ・ジャケットに関しては、ゆったりと着るよりもジャストサイズで着るほうが断然カッコイイと思います。
まとめ
以上、パタゴニアの名品「フーディニ・ジャケット」の魅力について解説しました。
左右のポケットがあればもっと普段着にも使えるだろうな、という残念なところもありますが、
街着として、運動用として、また旅行のときにも持っていけば「フーディニ持ってきといて良かったあ」と思うことがきっとあるはずなので、1着持っておいて損はないと思います。
パタゴニア製品は毎年発売されるカラーが変わります。
筆者は2019年春夏に発売されたTasmanian Teal(TATE)の色味に一目惚れして購入しました。
人気のカラーはすぐにサイズ切れになりやすいので、気に入ったカラーが見つかったら早めに買うことをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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