エンディングノートって何歳で作ればいいの?
以上の疑問にお答えします。
どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
人生の終わりを意識した行動や準備のことを”終活“と呼び、エンディングノートは必要不可欠と言われています。
「40代の自分にはエンディングノートなんてまだ必要じゃない。」そう考えている人も少なくないでしょう。
ですが結論から申し上げると、
”エンディングノートは40代のいまのうちに書いておいたほうがいい”です。
なぜなら、人は”いつどうなるかは誰にもわからないから”です。
明日交通事故に巻き込まれるかもしれませんし、運悪く建設中のビルから鉄骨が落下してくるかもしれません。また40代になるとこれまでの良くない生活習慣が積み重なり、体のあちこちが悲鳴を上げ、人によっては心筋梗塞や脳梗塞など突然なってもおかしくない年代なのです。
筆者は以前、突然動悸が激しくなり一晩中うずくまったことがあったことから万が一のことを考えてエンディングノートを作ることにしました。
何かあったら心配だ、、、
そこでこの記事では、筆者がエンディングノートを作るにあたって気づいたエンディングノートを作るメリットと正しい書き方について解説します。そろそろエンディングノートを書いておいたほうが良いかなと感じている人は参考にしてみてください。
40代でエンディングノートを作る3つのメリット
筆者は動悸が激しくなったことをきっかけにこれまでの食生活を見直し、1日1食のオートファジー生活を始めることにしました。
そのおかげもあって、すこぶる体調は良くなり良い状態が続いているわけですが、いくら健康に気をつけていても病気になるものはなるし、事故に巻き込まれるリスクはゼロではありませんよね。
そんな万が一の備えとしてエンディングノートはとても有効なのです。
ここからは40代でエンディングノートを作るメリットを3つ紹介します。
メリット①:家族の負担を減らせる
まずエンディングノートを作っておく1番のメリットは、家族の負担を減らすことができるからです。突然の事態になってもさまざまな情報を残しておくことで、家族が慌てることなく負担をかけさせないようにすることができます。
メリット②:経済状況が把握できる
自分名義の銀行口座、証券口座、クレジットカード、保険などすべての情報を改めて確認する必要がありますので、経済状況が把握できるというメリットがあります。
中には、まったく使っていない銀行口座やクレジットカード、必要のない保険などが見つかるかもしれません。保険内容を見直したり、不要であれば解約するなどをして家族の負担を少しでも減らせることができます。
メリット③:人生を見つめ直せる
40代でエンディングノートを作ることで、人生を見つめ直すことができます。40代は人生の折り返し地点でもあります。これまでの人生を振り返り、どんな人生だったのか、今の暮らしに満足しているのか、やり残したことはないか、この先どうありたいか、など改めて自分の人生について考えてみるのもいいでしょう。
40代でエンディングノートを書いておくことで、余計な心配や不安がなくなり、万が一があっても大丈夫という安心感が生まれ、自分が本当にやりたいことに積極的にチャレンジできるようになります。
エンディングノートの書き方
エンディングノートはどんなノートでも構いません。大きくても小さくても自分が好きなノートを用意しましょう。筆者はふつうの自由帳に書いてエンディングノートとして保管しています。
エンディングノートに何を書いたらいいかわかりません、、、
エンディングノートは絶対に書かないといけない項目などこれといった決まりは特にありません。そのため何を書けば良いのか、どこまで書けばいいのか悩みますよね。
エンディングノートで大切なのは、家族が読んでわかりやすいこと、困らないようにすることです。
1. 基本情報
- 氏名、住所、生年月日、血液型などの基本情報。
- 家族や緊急連絡先、近親者などの連絡先情報も記載します。
氏名や生年月日などはご家族がいる人なら必要ないかもしれませんが、親しい親族もほとんどいない独身一人暮らしの人は書いておいたほうがいいでしょう。
スマホに家族の電話番号などを登録していてもロックがかけていると開けません。万が一のときに備えてエンディングノートに自分の基本情報は記載しておいたほうがいいでしょう。
2. 医療や介護に関する希望
- 延命治療の希望(どのような医療処置を望むか、または望まないか)。
- 移動や介護に関する希望や、特定の施設を希望する場合はその名称や連絡先。
- 身体や精神の状態に応じた対応についての希望を記入します。
不慮の事故や、病気の発症によって寝たきり状態になった際に、延命治療の望むのか、望まないのか、自分の意思をはっきりと記載しておくことでご家族が判断しやすくなります。
3. 葬儀に関する希望
- 葬儀の形式(宗教儀式の有無、火葬または土葬の希望)。
- 葬儀の場所や規模、出席してほしい人たちへの連絡先。
- 遺影の選定や服装、葬儀の流れなど細かな部分まで希望がある場合は記載すると良いです。
葬儀のことまで考えたくないとは思いますが、大々的に葬儀をしたいのか、それとも身内親族だけの家族葬を希望するのかぐらいは記載しておいたほうがいいでしょう。
また突然死の場合、遺影に困る人がほとんどです。40代のいまだからこそきちんと正装して写真館で撮影してもらうのもいいかもしれません。
4. お墓や供養に関する希望
- 墓地や納骨先の希望(既に家のお墓がある場合、その情報も)。
- 永代供養や散骨など、特定の供養方法を希望する場合はその意向を明確にします。
お墓や供養に関しても希望だけは書いておく必要があります。お墓に関しては知らないことが多いかもしれませんが、時間があるときにご自身で調べてみるといいでしょう。
5. 財産や資産に関する情報
- 銀行口座や保険、株式、不動産などの情報。
- 預金口座の詳細や、どのように分けてほしいか、相続についての希望も記載します。
- 借金がある場合、その残額や支払い方法についても書いておきます。
仕事用、プライベート用など口座を分けている人も、へそくり口座がある人も自分名義の財産や資産はすべてつまびらかに記載しておきましょう。通帳やカード、印鑑の保管場所、さらに暗証番号も必要です。
株や債券、不動産など保有している人はどのようにして欲しいかも明記しておく必要があります。
また電気、ガス、水道、通信代、サブスクリプションサービスなどどのクレジットカードで支払いしているか、どの口座に紐づいているかなどもすべて漏れなく明記しておきましょう。カードを解約した途端、生活のインフラが止まってしまっては家族が大変ですからね。
6. デジタル遺産に関する情報
- SNS、メールアカウント、デジタルコンテンツの管理方法や、削除・保管の希望。
- スマートフォンやパソコンのパスワードなど、デジタルデバイスのアクセス情報。
- クラウドサービスのアカウント情報や、引き継ぎ希望。
エンディングノートを書くにあたってやっかいなのがデジタルアカウント管理です。
SNSに限らず、銀行口座や証券口座もWEB登録している人も少なくないはず。
楽天やAmazonなどのショッピングサイトにしても、いまやほとんどのサービスがアカウントで管理されています。
また複数のフリーメールアドレスを使い分けてアカウント登録している人も多いので、利用しているサービスサイトのIDとパスワードを全て記憶している人は少ないと思います。
特にスマホやパソコンなどすべて指紋認証にしている人は注意が必要です。ログインできないと家族は何もすることができません。
それぞれのサービスに登録しているID、メールアドレス、パスワードなどわかりやすく記載しておくことで、家族が困らず解約や退会手続きをできるようにしておきましょう。
また電子書籍や音楽、写真などのデジタル資産もあわせて明記しておきましょう。これらのデータをどのように保管してほしいか、誰に引き継ぎたいのかまで明記しておくと、家族が後で戸惑うことが減ります。
7. 家族や友人へのメッセージ
- 家族や友人に伝えたいメッセージを自由に書くスペースを設けるのも良いでしょう。
- 感謝の言葉や想い出、または伝えたい言葉を記録することで、後に読む人たちにとっても大切な記録になります。
家族や友人にむけてメッセージを書いておくのもおすすめです。今の自分の気持ちを素直に文字にしてみましょう。日頃自分では気づいていなかった気持ちを再確認できるかもしれません。
8. その他の特記事項
- ペットの世話に関する希望や、特定の持ち物や記念品の譲渡先など。
- 遺言に加えて、希望する相続や遺産分割に関する意思表明。
- 「遺言書」などの法的効力のある書類とは別ですが、エンディングノートとして希望を書いておくと、家族の意思決定がしやすくなります。
エンディングノートは法的拘束力のある遺言書とは異なりますが、自分の意思をしっかりと伝えておきましょう。
エンディングノートは書いたら終わりではない
エンディングノートを書き上げることができると、これで万が一何かあっても安心だとほっと一息できると思います。
ですがエンディングノートは書いたら終わりではありません。
エンディングノートの保管方法
エンディングノートが完成したら保管場所を考える必要があります。
エンディングノートには個人情報から暗証番号、IDパスワードなどとても重要な情報が書かれていますので自己責任のもと日頃目につかない場所に保管する必要があります。
ただし、自分でも忘れるぐらい探すのに苦労する場所はおすすめしません。いざという時に誰も見つけてくれないようでは本末転倒ですからね。ある程度見つかりにくい場所に保管し、パートナーや信頼できる親族だけに保管場所を教えておくようにしましょう。
またエンディングノート自体をデジタルで保存しておく方法もあります。その場合はセキュリティロックをかけて保存し、保存場所やロック解除方法など伝えておく必要があります。
定期的にアップデートしておく
エンディングノートは書いたら終わりではありません。変更があればその都度書き直す必要があります。
最近のWEBサービスではセキュリティを高めるために定期的にパスワードの変更が求められるものも多いです。パスワードを変更したらその都度書き直す必要があります。
また心境の変化や体の変化、資産状況なども何か変わりがあれば書き直して定期的にアップデートしておきましょう。
まとめ
以上、40代のいまだからこそエンディングノートを作るメリットと書き方について解説しました。
いつもの記事とは違いなんだか湿っぽい解説になりましたが、人はいつか必ず死にます。またその日は誰にもわかりません。
「エンディングノートって何歳で書いたら良いのだろう?」少しでもそう思った時が、エンディングノートを書くタイミングです。
残された家族が困らないように40代のいまだからこそエンディングノートを作ってみてはいかがでしょうか。
完璧なエンディングノートにしておきたい人は市販のエンディングノートを活用するといいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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