おせちって健康に悪いの?太りやすい?
以上の疑問にお答えします。
どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
お正月といえば”おせち”。
無病息災、子孫繁栄などを意味する縁起物としてお正月は家族や親戚が集まりおせちを食べるのが日本の伝統的な風習のひとつですよね。
ひと昔前は、正月は商店やスーパー、また卸業者、配送業者などもみんな休んでいて、コンビニなどもまだなかったので、大晦日におせち料理を作って、正月三ヶ日は家族みんなでおせち料理を食べるのが当たり前でした。
しかし時代は変わり、自分でおせちを作る人はほとんどいなくなり、デパートやスーパー、さらにコンビニなどでも美味しそうなおせちが販売されていますのでほとんどの人は市販のおせちを買い求めているかと思います。
しかし、もともとおせち料理は日持ちさせるために塩や砂糖が多めに使われている品目が多く、さらに市販のおせちには保存性や見た目、食感、旨みをアップさせるための食品添加物がふんだんに使われています。
40代から食べてはいけない病気になる食べ物でも解説しているように、われら40代は糖質や塩分の摂り過ぎ、さらには食品添加物には注意しなければいけない年代でもあります。
そこでこの記事では、
おせち料理に含まれている糖質量や塩分量、また市販のおせちに使われている添加物の種類、そして正月太りを回避するためのおせち料理を食べる時の注意点について解説します。
おせち料理の意味
おせち料理には日頃あまり食べないような豪華な食材や、彩り豊かなもの、昔からある素朴なもの、さまざまな食材があります。
地域や家庭ごとでおせちの種類はさまざまですが、古くからおせちに使われている食べ物にはひとつひとつ意味があります。
黒豆:健康や長寿を象徴。黒は邪気を払うとされています。
数の子:子孫繁栄を象徴。多くの卵が詰まった状態が子宝を願う意味合いです。
紅白かまぼこ:紅白の色合いが縁起を担ぐ。紅はおめでたい、白は清浄を表します。
栗きんとん:黄金色が財運を象徴。豊かな一年を祈願します。
伊達巻:巻物状の形が書物を連想させ、学問や文化の発展を願います。
昆布巻き:昆布が「よろこぶ」にかけられ、幸福を意味します。
えび:えびの体が曲がっている様子が、老人が腰を曲げている姿に似ていることから、「腰が曲がるほど長生きする」という願いが込められています。
それぞれの料理には意味があり、こういったことからもおせちは縁起物と言われる所以です。
おせち料理は体に悪い?
おせちは体に悪い食べ物ではありません。
おせちにはさまざまな種類の食べ物が詰まっているため栄養バランスが豊富なので基本的には健康に良い食べ物だと言えるでしょう。
しかし、冒頭でも述べましたように、おせちには日持ちさせるために塩や砂糖を多めに使っている品目が多いのも事実です。
ここからはおせちの代表的な品目に含まれている糖質量、塩分量、そして市販のおせちに使われている添加物について確認していきます。
おせち料理の糖質量
まずは糖質量から。
どれぐらい糖質が多いのか、少ないのか数字だけ見てもよくわからないと思います。
イメージしやすいところで誰もが一度は食べたことがあるプッチンプリンはどうでしょうか。プッチンプリン1個の糖質は約27gです。
それぞれ50gあたりの糖質量を確認してみましょう。
- 黒豆:約15g(煮豆には砂糖が多く使われるため高糖質)
- 数の子:ほぼ0g(卵なので糖質はほとんどありません)
- 紅白かまぼこ:約7g
- 栗きんとん:約30g(栗と砂糖が主成分のため非常に高糖質)
- 伊達巻:約12g(卵や砂糖が使用されるためやや高糖質)
- 昆布巻き:約3g(昆布自体は低糖質ですが、煮る際に使われる調味料で多少増加します)
- えび:約0.05g(えび自体にはほとんど糖質は含まれていません。調味料によって糖質が多少加わる程度です)
プッチンプリンと同じ、それ以上の糖質量のおせちもあるんだね
甘くておいしい栗きんとんの食べ過ぎには注意をしたほうがいいかもしれませんね。
おせち料理の塩分量
次におせちの塩分量を見てましょう。
それぞれの料理に含まれる塩分量(100gあたり)は以下です。
- 黒豆: 約0.4g
黒豆自体にはほとんど塩分がありませんが、煮汁に塩を使う場合、少量の塩分が含まれます。 - 数の子: 約3.0g
数の子は塩漬けされているため、塩分が非常に高いです。塩抜きを行わないと、かなりの塩分量になります。 - 紅白かまぼこ: 約2.4g
かまぼこは保存性のために塩が多めに使われるため、塩分が比較的高いです。 - 栗きんとん: 0g
栗きんとんは甘味が主体で、基本的に塩分を含みません。 - 伊達巻: 約1.2g
伊達巻は甘い料理ですが、調味に少量の塩が使われるため、若干の塩分が含まれます。 - 昆布巻き: 約2.0g
昆布巻きは煮る際に使われる醤油や調味料によって、一定の塩分が含まれます。 - えび:約1.5g
えびは煮たり焼いたりする際に塩を使用するため、塩分が中程度に含まれます。
数の子は非常に高塩分のため、食べる前に十分な塩抜きが重要です。
おせち料理に使われている添加物
手作りのおせちなら添加物は使われませんが、市販のおせち料理には、保存性や見た目の良さを保つためにさまざまな添加物が使われています。
- 黒豆:着色料(炭末色素)、保存料(ソルビン酸)、防腐剤、甘味料
- 数の子:漂白剤(亜硫酸ナトリウム)、保存料(ソルビン酸)
- 紅白かまぼこ:着色料(赤102号、赤106号)、保存料、増粘剤(加工でんぷん)、pH調整剤
- 栗きんとん:着色料(クチナシ色素)、保存料、甘味料(ソルビトール)
- 伊達巻:保存料、甘味料(砂糖や水飴)、増粘剤(加工でんぷん)
- 昆布巻き:保存料、着色料(カラメル色素)、甘味料(ソルビトール)
- えび:保存料、漂白剤(亜硫酸ナトリウム)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンC、エリソルビン酸ナトリウムなど)
傷んだり、腐ったりしてしまうと食中毒の危険性がありますので仕方ない部分もありますが、パッと挙げただけでもこれだけの添加物が使われていることは知っておいた方が良いでしょう。
おせちを食べる時に注意すること
このようにおせちは日持ちするように甘い味付けになっている品が多いため、何も考えず食べると血糖値が上がってしまい、それを下げるために膵臓からインスリンが分泌されるようになります。インスリンは糖分を脂肪に変えて体に溜め込む働きがあるため太ってしまうことになります。
何も考えずにパクパクおせちを食べてしまうと正月太りへまっしぐらになってしまうので注意が必要です。
ここからは正月太りを回避するおせち料理の正しい食べ方について解説します。
甘い系のおせちはほどほどに
美味しいからと言って、お雑煮をおかわりしたり、糖質が多い黒豆や栗きんとん、伊達巻などパクパク食べてしまうと一気に糖質過多になってしまいます。
またお正月はお雑煮などで餅を食べる機会も多いため、お餅は糖質のかたまりですので食べてみて甘いと感じるおせちは少しつまむぐらいに留めておいたほうがいいでしょう。
太りにくいおせちを食べる
昆布巻きや、なます、松前漬け、数の子、鯛やブリの焼き物、えびなどは太りにくいおせちです。
昆布には腸内の余分な栄養素を排出してくれるアルギン酸が含まれていますし、なますは食物繊維が豊富、松前漬けに入っているスルメはコレステロールを下げてくれるタウリンが含まれています。
また数の子には中性脂肪を低下させてくれるEPAとDHAが含まれているのでおすすめです。
”魚卵=プリン体”というイメージが強いかもしれませんが、実は数の子はプリン体の含有量がとても少ない食品なんです。
同じ魚卵で比べてみても、100g中のプリン体含有量はタラコが約120mg、明太子は約160mgに対して数の子は約20mgです。お正月に出てくる「中サイズ20g程度」を2本食べても、わずか8.8mgのプリン体しか含まれていません。
鯛は脂質が少なく高タンパクですし、ブリはタウリンやEPA、DHAが豊富。えびはアスタキサンチンが豊富で抗酸化作用がありますので、こういった太りにくいおせちを食べるようにしましょう。
食べる順番に気をつける
重箱に敷き詰められた彩り豊かなおせちを見ると、どれを食べようかわくわくしちゃいますよね。
気をつけたいのが食べる順番。何も考えずに好きなものから食べてしまうと正月太りしてしまうかもしれません。
糖質がほぼない数の子や、食物繊維が豊富ななます、昆布巻きなどから先に食べ始めるのがいいでしょう。
歯ごたえの良いものばかりなので、よく噛んで食べていくことで満腹中枢が刺激されやすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
添加物が気になる人は「オイシックス・ラ・大地のおせち」がおすすめ
原材料や添加物などが気になる人は、有機・無添加食品、ミールキットの通信販売を行っているオイシックス・ラ・大地株式会社のおせちはいかがでしょうか。
オイシックス・ラ・大地は、有機・特別栽培野菜、添加物を極力使わない加工食品など安心・安全に配慮した食品の定期宅配サービスを提供している東証プライム上場の企業で、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の3つのブランドで展開しています。
それぞれのブランドの特徴を活かしたおせちは毎年人気です。
Oisixのおせち
定番のおせちはもちろん、洋風、中華、オードブルなど幅広いレパートリーを展開している「Oisixのおせち」は味、見た目、価格と3拍子揃ったおせちで毎年人気です。
忙しいお正月だからこそ「楽」をして欲しいから全品冷凍でお届けしてくれます。届いたら冷凍で保存し、食べる24時間前に冷蔵庫でゆっくり解凍するだけで豪華なおせちの完成です。
らでぃっしゅぼーやのおせち
「らでぃっしゅぼーやのおせち」は国産、無添加にこだわったおせちです。
ひとつひとつ職人さんによる手作りのため数量限定販売なので早めの予約は必須です。たしかなものをお手頃価格で楽しみたい人はぜひ。
大地を守る会のおせち
産地やオーガニックにもこだわった「大地を守る会のおせち」も毎年人気のおせちです。
実に94%もの人が来年も食べたいと答えるぐらい。
こちらも冷凍で届くので食べる24時間前に冷蔵庫で解凍するだけなので簡単ですね。
健康を気にする人は、主原料や添加物にこだわったオイシックス・ラ・大地のおせちで新年をお祝いしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、40代がお正月におせちを食べる時に注意することについて解説しました。
日本では昔から行事などを行う日を「ハレの日」、日常を「ケの日」としてメリハリをつけて暮らしていました。
個人的には普段は健康のことを考えて質素なルーティンメニューを毎日食べていますので、正月ぐらいは「ハレの日」として、あまり気にせず大好きなビールと一緒に美味しいおせちを楽しみたいと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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