
パタゴニアのナノパフジャケットが気になります。詳しい特徴やサイズ感とか知りたいです
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
40代からミニマリストを目指して以来、服を買う機会がめっきり少なくなった筆者だが、秋冬シーズンに向けて新たに追加したワードローブがある。そう、それが今回ご紹介するパタゴニアの「ナノパフジャケット」だ。
ある程度の年齢になってからというもの、買う服は素材感がいいモノでデザインがシンプル、それでいて長く着れるものだけを選ぶようになった筆者だが、どんなにいいものであっても服に3万以上かけることは滅多にない。
たかが3万ぐらい大したことないのでは?と思われるかもしれないが、筆者にとっては服に3万円以上かけることはとても勇気がいる買い物なのだ。(ワイルドシングス モンスターパーカ以来かもしれない)
そんな筆者が散々吟味し、懐具合とよく相談して今回ナノパフジャケットを購入することに至った。
この記事では、なぜ服をあまり増やしたくないミニマリストがナノパフジャケットを購入したのか、なぜ数多くあるさまざまな服の中からナノパフジャケットを選んだのか、このあたりについてファーストインプレッションとしてレビューしたいと思う。
ナノパフジャケットとは?

| ブランド | patagonia |
| 製品名 | メンズ・ナノ・パフ・ジャケット |
| 素材 | シェル/1.4オンス・20デニール・リサイクル・ポリエステル100%のリップストップ 裏地/1.3オンス・22デニール・リサイクル・ポリエステル100%のリップストップ インサレーション/60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ |
| サイズ展開 | XS,S,M,L.XL,XXL |
| 原産国 | ベトナム |
| 販売価格 | ¥33,000(税込) |
保温性と防風性と耐水性を備えたナノ・パフ・ジャケットは、驚くほど軽量でコンパクトに収納可能な60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコを使用。P.U.R.E.(Produced Using Reduced Emissions)テクノロジーを採用し、消費者から回収されたリサイクル・ポリエステル100%のこのインサレーションを、さらにリサイクル・ポリエステル100%のシェルと裏地で包み、フェアトレード・サーティファイドの工場で製造
引用元:パタゴニア公式オンラインショップ
あいかわらずパタゴニアの商品説明文は端的過ぎていまいちわかりにくいが、要するにナノパフジャケットは軽量で保温性の高い中綿ジャケットということだ。左胸のP-6ロゴがなければ、パッと見た目はユニクロのウルトラライトダウンジャケットに見えてしまうかもしれない。同じような見た目なのに価格は4倍以上もするのだから、そこまでの価値が本当にナノパフジャケットにあるのか?と疑問を抱く人も少なからずいることだろう。
ナノパフジャケットが定番であり続ける背景

ナノパフジャケットは2010年に登場して以来毎年発売されているパタゴニアを代表するロングセラーアイテムになる。
今でこそさまざまなブランドから中綿ジャケットは発売されているが、当時の常識では、登山でミドルレイヤーといえばフリースが主流。しかしナノパフはフリースより嵩張らず、濡れても保温力が落ちにくいというメリットを備えていた。軽くてパッキングしやすい──そんな特徴が、登山者たちの心を掴んでいったのだろう。
昨今では、フリースよりも中綿ジャケットがミドルレイヤーの主流となっていて、行動時の汗抜けが良い「アクティブ・インサレーション」や、ダウンとほぼ変わらない軽さと保温力を備えた「ハイテク化繊中綿」など各社からさまざまなミドルレイヤーが次々に登場している。しかし、そんな新しいライバルがどれだけ登場しようが、発売当初からデザインも素材もほぼ変わらないのに、”ミドルレイヤーといえばやっぱりナノパフ”と多くの登山家から絶対的な支持を得ているのだ。
実際に2025年秋冬モデルのナノパフジャケットの商品説明欄にはこう書かれている、
天候の変化に対応しながら濡れても保温性を維持し、何シーズンもの使用に耐える、軽量でコンパクトに収納可能な化繊インサレーションのレイヤーを求めるクライマーのために生まれたのがナノ・パフ・ジャケット。それ以来不変の機能により、アウトドアでほぼ何をするにも異議なく人気の中間着としての地位を獲得。
引用元:パタゴニア公式オンラインショップ
パタゴニアが商品説明欄でここまではっきりと明記しているのは珍しい。それほどナノパフジャケットに自信があるし売れている証拠なのだろう。
ナノパフジャケットを買った理由
なぜそこまでナノパフジャケットは多くの登山家たちに人気なのだろうか?
その秘密を探る前に、筆者が今回ナノパフジャケットを購入することにした理由について先に述べておきたい。
ナノパフジャケットを購入した一番の理由は、これまで長年愛用していたノースフェイスのライトヒートジャケットを手放すことにしたからだ。

筆者とノースフェイスの出会いでもあるライトヒートジャケットはいまから約8年前に購入し、春秋のライトアウターとして、冬はマウンテンライトジャケットのインナーダウンとして、また車の移動の多い日などによく着ていたお気に入りの軽量ダウンジャケットだった。
しかし、以下の理由から今回お別れすることにした。

- 首元のプリントロゴが剥がれてきた
- サイズ感がいまのスタイルに合わなくなっていた
- 年齢とともにノースフェイスのウェアは卒業していく予定
- ナノパフの欲しいカラーがセールになっていた
冒頭で”新たにワードローブに加わった”と述べたが、”買い替えた”という表現が正しい。”1着増やすなら、1着減らす”ことはミニマリストの鉄則でもある。ライトヒートジャケットを手放すことを決め、その代わりとして以前から気になっていたナノパフジャケットが真っ先に候補に上がったわけである。
このような条件が重なり、買い替えるにはちょうど良いタイミングだと思ったわけだ。(※とまあ最もらしい理由を述べているが、セールで30%オフになっていたのが一番大きいかもしれない。)
派手すぎない、地味すぎないLMBE
筆者が購入したカラーは、「LMBE(Lagom Blue)」

ミニマリズムを追求するなら無難な黒を選択したほうがいいかもしれない。そのほうが飽きにくいし、何にでも合わせやすいだろう。しかしこの先10年、20年と着続け、穴が空いたらリペアパッチで補修したり、ステッチがほつれたら修理しながらボロボロになるまで着続けたいと考えているので、地味な黒よりもジジイになっても映えるカラーものの方がいいと思った。
ちなみに「Lagom」とはスウェーデン語で”ほどほど””ほどよい””ちょうどいい”という意味だそうだ。
モノトーンばかりで揃えている筆者の冬のワードローブの中では少々浮いてしまうかもしれないが、ブルーといっても落ち着いた深い色合いなので、派手すぎず、地味すぎない、まさにちょうどいい色合いだと個人的には思う。

ライトヒートジャケットはノースフェイス独自の光電子プロダウンが使われているのに対して、ナノパフジャケットには「プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」が使用されている。

どちらもインサレーションという同じ位置付けなので、春秋のアウターとして、また冬のインナーダウンとしてなど活用シーンは変わらないと思うが、やはりブランドが違うと雰囲気もだいぶ異なるように感じる。
ノースフェイスもたしかにかっこいい。しかし筆者もすでに40代。これから年を取っていけばいくほどだんだんノースフェイスが似合わなくなっていくんじゃないかと勝手に思っているわけである。
ナノパフジャケットの特徴・人気の理由
ではここからは筆者がライトヒートジャケットの後釜として選んだナノパフジャケットにはどんな特徴があるのか、どんなところが人気の秘密なのか深掘りしていきたいと思う。
特徴① :軽くて持ち運びやすい

ナノパフの魅力のひとつに軽さが挙げられる。ジャケット自体がとても軽量で、ライトヒートジャケットと同様にパッカブル仕様になっているので持ち運びにも便利だ。
手放す前のノースフェイスのライトヒートジャケットと比べてみることにした。

ライトヒートジャケットよりはひと回り大きくなるが、それでも防寒ジャケットがここまでコンパクトになるのはやはり便利だ。しかもスタッフサックではなく内ポケットに収納できるため袋を失くす心配がないのも嬉しい。
ついでに重さも測ってみることにした。

ノースフェイス ライトヒートジャケット Lサイズ : 222g

パタゴニア ナノパフジャケット Mサイズ : 344g
「おや?ナノパフジャケットのほうが重いではないか、、、。」
ライトヒートジャケットの軽さは十分理解していたつもりだが、まさかここまで軽いとは思わなかった。やはり8年以上気に入って着用していただけのことはある。
軽さにおいてはライトヒートジャケットに軍配が上がるが、それでも缶ビールぐらいの重さなのでナノパフジャケットも十分軽いと思う。
登山する人にとっては軽さは正義かもしれないが、筆者のように街着として着るぶんには十分軽いので問題はない。
特徴② :「プリマロフト・ゴールド・エコ」なら濡れにも強い

ナノパフジャケットの中綿には、PrimaLoft Gold Insulation Eco(プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ)が使われている。
「エコ」と名づけられるようになったのは、2020年発売モデルからだそうだ。それまで表地と裏地のナイロン素材はリサイクルナイロンが使われていたが、その年のモデルから中綿も含めたすべての素材が一新され、原料には消費者から回収されたリサイクルポリエステルを100%使用できることになり、さらに製造過程で排出される二酸化炭素量をそれまでと比べて52%もカットすることに成功したというのだから驚きだ。まさに地球環境に配慮するパタゴニアの哲学を具現化したアイテムでもあるわけだ。
もちろんリサイクル素材だからといっても性能は申し分なし。雨に濡れると著しく保温力が低下してしまうダウンに比べて、ナノパフは濡れても保温性を98%保つことができるんだとか。
雨や雪の日はマウンテンライトジャケットを着ることが多くなると思うが、急な雨や雪が降ってもダウンジャケットのように気を遣う心配がないのは素直に嬉しい。
特徴③ :自宅の洗濯機で普通に洗える

ナノパフジャケットの人気の理由として、愛用者が口を揃えて言うのが”家庭用の洗濯機で丸洗い可能できる”ことだ。洗濯ネットに入れて普通に洗えて、しかも夜干せば翌朝にはもう乾いているらしい。

レンガのように区切られたステッチによって中綿の偏りを防ぐことができるので、洗濯するとダウンのように羽毛が片寄ってしまったり、ダマになったり、ぺちゃんこになったりするような心配もないわけである。
汚れを気にせずガシガシ使え、メンテナンスも楽。そんなところがアウトドアマンたちに人気なのだろう。
ライトヒートジャケットはダウン混紡なためクリーニング必須で、普段はイフナルケアで定期的に汚れを落としていたわけだが、やはり少々手間に感じていた自分もいた。ナノパフジャケットなら汗をかいてしまったり、ちょっと汚れたと思ったら他の衣類と同じように普通に洗濯できるので常に清潔を保つことができる。クリーニング代もかからないし、手間もかからないのは大きな魅力と言えるだろう。
特徴④:防風性もある

ナノパフジャケットには化繊中綿ジャケットでは珍しく防風性も備えているところも人気の秘密だ。内側に防風膜が圧着されているわけではないが、表地と裏地をあわせて42デニールの厚さに加えて化繊綿があるため風を通しにくい設計になっているらしい。
まだ実際に風が冷たい日に着用したわけではないため、どれぐらいの防風性があるのかは定かではないが、風を通してしまうライトヒートジャケットよりも、アウターとして着用できるシーンは多くなるのではないかと密かに期待している。
ナノパフジャケットファーストインプレッション
最後にナノパフジャケットのサイズ感、着用した感想を紹介しておきたいと思う。
ナノパフジャケットのサイズ感
パタゴニアのアイテムを買うときはサイズ選びにいつも迷ってしまう。愛用しているキャプリーン・クール・デイリー・シャツはMサイズを愛用しているが、Lサイズでもそれはそれで良かったりするからだ。
ナノパフジャケットのサイズ表は以下のとおり。
| XS | S | M | L | XL | XXL | |
| 身幅 | 51 | 53 | 57 | 62 | 66 | 70 |
| 身丈 | 66 | 69 | 71 | 74 | 76 | 79 |
| 裄丈 | 88 | 90 | 93 | 95 | 98 | 100 |
身長177cm、体重63kgの普通体型の筆者が選んだのはMサイズ。SもMもまだ在庫がありかなり迷ったが、迷っている間にSが売り切れたため必然的にMサイズを購入したわけだが、、、(パタゴニアのウェブアウトレットはスピードが命なのだ)

ナノパフジャケットMサイズを着用してみた
まだまだ蒸し暑い季節だが、部屋の冷房をガンガンにきかせてTシャツの上から羽織ってみた。

はじめて着てみたが、思っていたよりもゆとりがある印象だ。
ライトヒートジャケットのLサイズよりもひとまわり大きい気がする。ライトヒートジャケットがちょっとジャストフィット過ぎると思っていたので、ちょうど良い塩梅ではないだろうか。
筆者は腕は長いほうなので袖が余るようなことはないが、もしかしたら人によっては袖がダブつくかもしれない。流石はUS規格といったところか。

Tシャツ1枚の上から着ているのでやや余裕があるが、ロンTやスウェットの上から着ても着膨れせずちょうどいいサイズだと思う。

インナーはベースレイヤー1枚だけ着て登山着のミドルレイヤーとして着るならSサイズのほうがフィットすると思うが、筆者はあくまで普段着として着るつもりなのでMサイズを選んで正解だったと思う。

肝心の着心地はというと、

控えめに言っても最高だ。
まるでずっと前から着ていたかのように妙にしっくりくる。なんだろうか、この感覚は。やはり定番であり続けるには理由があるのだろう。
シンプルでミニマルなデザイン、汚れも気にせずガシガシ着れる、街に、山に、キャンプに、今年の秋冬はこのナノパフに大活躍してもらおうと思う。
まとめ:洗えるが正義
以上、新たに購入したナノパフジャケットのファーストインプレッションとして紹介した。
まだまだ残暑厳しく、実際に着用するのは先になると思うが、ライトヒートジャケットと同じぐらい軽く、じんわり暖かい。そして何より洗濯機で洗えるのはとても嬉しい限りだ。

早くこのナノパフジャケットを羽織って出かけたくて今からうずうずしている自分がいる。服を買ってこんなにわくわくするのは久しぶりだ。
冬のアウターはずっと黒ばかり着ていたため、最初はちょっと気恥ずかしさがあるかもしれないが、男40代、こういったカラーものもうまく着こなしていきたいものだ。
ライトヒートジャケットの代わりとして、肌寒い季節のアウターとして、またマウンテンライトジャケットのインナーダウンとしてこれから長く活躍してくれることだろう。

本格化する冬の季節に向けて、筆者のようにいまのうちからナノパフジャケットを手に入れてみてはいかがだろうか。
残念ながらパタゴニアのウェブアウトレットにはもうほとんど在庫は残ってないが、25年秋冬モデルはまだまだ在庫もある。人気のカラーはシーズン前に完売することも珍しくないため早めに購入するのがおすすめだ。
またメルカリで状態のいいナノパフジャケットを探すのもいいだろう。オフシーズンの今なら相場より安めに出品されているものも多いのでシーズン前に探すのがおすすめだ。もしまだメルカリを使ったことがない人は新規会員登録する際に、下記招待コードを入力すれば500ポイント貰えるので活用して欲しい。
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最後までお読みいただきありがとうございました。








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