【登山のレイヤリングから学ぶ】ミニマリストのシンプルで快適な服装術

レイヤリングを参考にしたミニマリストのファッション ミニマルライフ
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ミニマリストを目指しています。どんな服を選べば良いか悩んでいます。

以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。

ミニマリストを目指す上で、多くの人が直面する課題の一つが「服の選び方」ではないでしょうか?

日常生活で必要な衣服の量を最小限にしながら、快適さとスタイルを両立させるのは容易ではありません。

そこで参考になるのが、登山の世界で広く使われている「レイヤリング」という考え方です。

登山では、気温や天候の変化に対応するために衣服を層状に重ねる方法が重要視されています。この方法は、日常生活においてもシンプルで効率的なワードローブを作る上でとても役立ちます。

筆者は山に登ることもなければスキーなどにも行くことはありませんが、服を選ぶとき、また日々のコーディネートを考える際にはレイヤリングを参考にしています。

この記事では、登山のレイヤリングをヒントに、ミニマリストにふさわしい服装術を深掘りしていきます。

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レイヤリングとは?

レイヤリングって何?

レイヤリングは簡単に言うと”重ね着”のことです。

登山時においては予測不可能な天候変化に対応するために、それぞれ異なる役割を持った調節可能な複数の服を重ねることで体温調整を適切にするのがレイヤリングの基本です。

山の環境はとても激しく、標高が高くなれば気温は下がりますし、風が強まれば体感温度はさらに下がります。一方、山登りは活動量が増えるため汗をかきやすく、それがうまく乾かないと汗冷えで体温を奪ってしまい低体温症になる危険性もあるため、山登りにおいては最適なレイヤリングをすることがとても大切だと言われています。

レイヤリングの基本は3つに分けられます。

  • ベースレイヤー(肌着)
  • ミドルレイヤー(中間着)
  • アウターレイヤー(外着)

それぞれの役割や代表的なアイテムは以下の通りです。

名称役割代表的なアイテム
ベースレイヤー(肌着)吸汗速乾性メリノウールや化繊のシャツ
ミドルレイヤー(中間着)保温性、通気性フリース、軽量ダウン
アウターレイヤー(外着)防水性、防風性、防寒性レインウェア、ウィンドシェル、ダウン

このようなウェアを重ね着することで適度な保温性を保ちながらも、汗冷えを起こさないように外に放出することが可能になります。

日常生活においても、重ね着して出かけたものの歩いているうちに暑くなったり、暖房が効きすぎた店内や満員電車に乗ってしまい汗だくになってしまって寒い思いをしたことが一度くらいはあると思います。

そういった不快感をなくしてくれるのがレイヤリングなのです。

ベースレイヤー

肌に直接着るベースレイヤーは、汗を素早く吸水し肌の乾燥を保ち外へ発散させる役割があります。

多くの登山家たちは”ベースレイヤーが一番大切”と言います。ベースレイヤーに何を着るかによってコンディションがかなり変わってくるからです。

ベースレイヤーによく用いられる素材は「化繊」や「メリノウール」です。
「化繊」は速乾性、耐久性に優れていて、「メリノウール」は吸湿性、保温性、消臭性に優れています。

最近は化繊とウールを混合したハイブリッドモデルも登場しています。

ユニクロのヒートテックでも良いのでは?

たしかにヒートテックは価格も安く、暖かいので普段着に着ている人も多いでしょう。筆者も普段はヒートテックをよく愛用しています。

しかし体の熱を利用して発熱させるヒートテックにはレーヨンが使われていて、レーヨンは綿と同じように濡れてしまうと乾きにくいという特性を持っているため、汗冷えを起こしてしまいやすいため登山時に着ることは絶対にNGと言われています。

おすすめのベースレイヤー

ではどんなベースレイヤーなら汗冷えを起こさず快適な状態を保つことができるのか、

ここからは口コミ評価の高い有名アウトドアブランドから発売されているベースレイヤーをご紹介します。

ノースフェイス エクスペディションドライドットクルー
画像元:THE NORTH FACE公式通販

2021年に発売され、これまでにない革新的なウェアとして完売するほど今人気があるのがノースフェイスのエクスペディションドライドットです。

行動時間や運動量が多い遠征や、気温や天候変化が激しい高所での着用を想定したテクニカルベースレイヤーです。 

生地は、肌面に撥水加工を施したドライ層を用い、表面は汗を素早く拡散し乾燥させる吸水層で構成したダブルフェイス構造で、 汗をかいても肌面のドライ層からドット上の接結面を通じて、スムーズに生地表面に吸水し移行させて乾燥を促します。 

ややタイトなフィット感ながらダイナミックな動きにしっかり追従する立体パターンを用い、適度な保温効果も発揮。 

袖口はサムホール仕様。 胸ポケットにはストレッチ生地を用い、スマートフォンや地図などを楽に収納できます。

素材:DotKnit(ポリエステル100%)

パタゴニア メンズ・キャプリーン・ミッドウェイト・クルー
画像元:patagonia公式サイト

リサイクル・ポリエステル100%素材を使用したパタゴニアの定番万能型ベースレイヤーです。

ソフトで滑らかな表面はレイヤリングしやすく、中空糸とダイアモンド型のグリッド・パターンを備えた裏面は保温性、吸湿発散性、速乾性を提供。さわやかな着心地を保つハイキュ・ミント防臭加工済み。

素材:リサイクル・ポリエステル100%

モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men’s
画像元:モンベルオンラインショップ

着た瞬間から暖かい、天然の吸湿発熱素材ウールを使用したモンベル定番の中厚手のアンダーウエアです。優れた保温性とストレッチ性を備え、日常からスノースポーツまで幅広いシーンで活躍します。

素材:スーパーメリノウール[ウール85%+ポリエステル15% ]

ミドルレイヤー

ミドルレイヤーは、保温性を確保する役割がありますが、ベースレイヤーが吸った汗を外に発散させる通気性も大切になってきます。

この点がとにかく温かければ良いだけの日常着とは違うところです。さらに登山におけるミドルレイヤーは軽さや動きやすさも求められます。

ミドルレイヤーとしてさまざまなウェアが発売されていますが、主流は「フリース」と「軽量ダウン」です。

ミドルレイヤーを選ぶときに重要なのは、主に「行動中」か「休憩中」のどちらに着るのかを明確にすることです。
行動中に着るのであれば、汗を発散させる能力の高い服を、休憩中であればそれほど汗をかかないので保温力の高い服を選ぶ必要があります。

ミニマリストの日常着で考えると、暑がりなのか寒がりなのか、行動量が多いのか少ないのか、また住んでいる地域の気温によって最適なミドルレイヤー選ぶようにしましょう。

おすすめのミドルレイヤー

保温力の高いミドルレイヤーは普段着ている服でも代用できますので、ここでは登山のレイヤリングに適した汗を発散させる能力が高いミドルレイヤーをご紹介します。

フリース

まずはフリースから。山登りで着るフリースは、適度な保温性を保ちながらも、汗を外に逃す工夫が施されています。

一般的なカジュアルフリースとは違い、テクニカルフリースと呼ばれる汗抜けに優れたおすすめフリースをご紹介します。

パタゴニア メンズ・R1プルオーバー
画像引用:patagonia公式サイト

まずはパタゴニアの名作と呼ばれるR1です。R1は寒冷な状況で動いたり止まったりを繰り返すアクティビティのための中間着として最適な、多用途型のテクニカル・フリース。

内側は中空糸とダイアモンド型のグリッド・パターンになっていて保温性、吸湿発散性、速乾性を発揮。さわやかな着心地を保つハイキュ・ミント防臭加工も施されています。一般的なフリースとは異なりストレッチ性にも優れ登山時の体の動きを妨げない抜群の着心地が多くの登山家から支持されています。

重さ:312 g (11 oz)

ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースフーディ
画像引用:THE NORTH FACE公式通販

ノースフェイスで軽量フリースとして人気があるのがエクスペディショングリッドフリースです。

柔らかなグリッドフリースで適度な保温性と通気性を兼ね備えた、バラクラバ付きミッドレイヤー。デッドエアーを溜めやすく、薄手ながら保温性と速乾性に優れています。また、ウェア全体のストレッチ性と摩耗強度を向上。

軽くて薄いのに、程度な保温性と速乾性に優れた帝人が開発した次世代素材OCTA®(オクタ®)が使われているのが特徴です。

汗抜けの良さと軽量さに優れ、雪山でのラッセルやトレイルなど活動量の多いシーンや、夏の高山の保温着として、また嵩張りやすいというフリースのデメリットがないためザックにも収納しやすいコンパクトさも人気の秘密です。

エクスペディショングリッドフリースフーディの詳しいレビューはこちらの記事で解説しています。

重さ:約220g(Lサイズ)

軽量ダウン

濡れても保温性がダウンのように低下しない、フリースよりも軽くてコンパクトに収納できる軽量ダウンもミドルレイヤーとして人気があります。

ノースフェイス ライトヒートジャケット

まるで空気を羽織るような軽量さが魅力のノースフェイスのライトヒートジャケット。ノースフェイス独自の光電子プロダウンが使われているため遠赤外線のようなじんわりとした快適な温かさをキープしてくれます。

重さ:約200g(Lサイズ)

パタゴニア メンズ・ナノ・パフ・ジャケット
画像引用:patagonia公式サイト

保温性と防風性と耐水性を備えたナノ・パフ・ジャケットは、驚くほど軽量でコンパクトに収納可能な60グラム・プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコを使用し、両脇のパネルに横型のキルトラインを施しインサレーションの片寄りを防ぐブロック型キルトパターン。耐摩耗性を強化する丈夫な糸を使用しています。

重さ:337 g

モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット Men’s

インナーダウンの元祖、モンベルのスペリオダウンも人気があります。

薄手でありながら高品質な800フィルパワー・EXダウンを、光沢を抑えたしなやかな生地で包み込んだジャケット。中間着として重ね着しやすいシルエットを採用し、アウターの襟元と干渉しにくい丸首タイプです。フロントはスナップボタン仕様なのでアウターを着用した際にもごわつきにくくなっています。裏地には帯電防止加工を施し、静電気を軽減します。

息子が制服の下によく着ていました。着膨れしないすっきりとしたインナーダウンです。たまに筆者も借りることがあります。

平均重量:165g

アウターレイヤー

アウターレイヤーは、雨・風・雪などから体を守る役割をもちます。
雨にはレインウェア、風にはウインドジャケットが有効ですが、防水性や防風性はもちろん、透湿性にも優れているゴアテックスジャケットが万能です。

おすすめのアウターレイヤー

ゴアテックスジャケットなら日常生活においても急な雨や雪でも大丈夫ですし、冷たい風もチャットアウトしてくれますので真冬でも活躍するので1着持っているととても便利です。

ノースフェイス マウンテンライトジャケット

マウンテンパーカーの定番、ノースフェイスのマウンテンライトジャケット。

本格的な登山には上位モデルのマウンテンジャケットがありますが、日常着としてはオーバースペック。

マウンテンライトジャケットは70デニールの非フッ素メンブレンによる、ePE GORE-TEX PRODUCTS 2層素材が使われていて防風、防水、撥水、透湿性に優れているためアウターレイヤーとして人気があります。

耐久性も問題なし。筆者はもう6シーズン愛用しています。

パタゴニア メンズ・トリオレット・ジャケット
画像引用:patagonia公式サイト

パタゴニアからはゴアテックスのジャケットとしてトリオレット・ジャケットが発売されています。

雪や寒さに対応し、厳しい冬のコンディションで本領を発揮するジャケット。防水性/透湿性/防風性を備えた丈夫な3層構造ePE採用のゴアテックス・パフォーマンス・ファブリクスはリサイクル・ポリエステル100%素材を表面に使用し、生地にもメンブレンにもDWR(耐久性撥水)加工にもPFASを意図的に使用せずに製造。

地球環境に配慮したパタゴニアのものづくりから生まれたアウターレイヤーです。

モンベル ストームクルーザー ジャケット Men’s
画像元:モンベル公式オンライン

卓越した防水性・透湿性、そして軽量性。全てを備えた究極のレインウエアがモンベルのストームクルーザージャケットです。縫製箇所を極限まで減らす独自のパターンと、しなやかな着心地を生み出すGORE® C-ニット™バッカーテクノロジーにより、かつてない着心地のよさを実現しました。

ゴアテックスジャケットでは珍しくパッカリングできるやわらかい生地でコンパクト収納できるのでいざというときにも便利ですね。

画像元:モンベル公式オンライン

日常生活におけるレイヤリングの応用

このような登山のレイヤリングを可能にするアイテムを揃え、日常生活に応用することができれば、必要最低限の衣服で、多様な状況に対応することが可能になります。

40代ミニマリストのレイヤリング用アイテム

現在筆者は以下のウェアを所有しています。

リンクから各レビュー記事に飛びます

レイヤリングから学ぶミニマリストのコーデ術

休みの日は、気温や天候、その日の行動予定などを想定して、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤーを組み合わせてちょうどいい体温を保てるようにレイヤリングを楽しんでいます。

実践例:シーズン別コーディネート

  • ベースレイヤー: パタゴニア キャプリーンクールデイリーシャツ
  • ミッドレイヤー: ノースフェイス エクスペディショングリッドフリースフーディ
  • アウターレイヤー: ノースフェイスコンパクトジャケット(朝晩の寒さ対策に)
  • ボトムス: ノースフェイス アルパインライトパンツ
  • ベースレイヤー: パタゴニアキャプリーンクールデイリーシャツ
  • アウターレイヤー: パタゴニア フーディニジャケット(冷房対策)
  • ボトムス: パタゴニア バギーズ
  • ベースレイヤー: キャプリーンクールデイリーロングスリーブ
  • ミッドレイヤー: ユニクロ ファーリーフリースジャケット
  • アウターレイヤー: ノースフェイス マウンテンライトジャケット
  • ボトムス: ノースフェイス アルパインライトパンツ
  • ベースレイヤー: モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ
  • ミッドレイヤー: ノースフェイス エクスペディショングリッドフリース+ライトヒートジャケット
  • アウターレイヤー: ノースフェイス マウンテンライトジャケット
  • ボトムス: グラミチ ニットフリースパンツ

それぞれ目的や役割が明確なので、必要最低限の数で着回すことができます。

ユニクロのファーリーフリースを着ていたり、冬のインナーにはヒートテックを着たりカジュアルウェアも併用しているので、筆者のレイヤリングスタイルはまだまだ完成とは言えませんが、少しずつこれから不足しているレイヤーを追加していきたいと考えています。

まとめ

以上、登山のレイヤリングから学ぶミニマリスト式服装術について解説しました。

若い頃は快適さよりもトレンドやカッコ良さばかり意識していましたが、40代になってからは機能性や着ていて楽な服装、快適な服装を重視するようになりました。

過酷な環境でも快適に過ごせる登山のレイヤリングは、日常生活で着ても快適じゃないはずがないわけです。必要最低限のアウトドアウェアがあればミニマリスト生活をより豊かにすることができます。

機能性に優れたアウトドアウェアは価格は高めな物が多いですが、耐久性もあるので長く使うことができ結果的にはコスパが高いと感じています。

ミニマリストを目指している人でこれから服を買う時は、レイヤリングの考え方を意識してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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