
パタゴニアのキャプリーンクールってデイリー、トレイル、ライトウェイト、メリノの4タイプあるけどどれがいいの?
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
「キャプリーン・クール」シリーズは1985年に登場して以来、ハイク登山からトレイルランニング、また海辺のアクティビティまで様々なシーンに対応できるようにアップデートが繰り返され、進化し続けてきたパタゴニアを代表するテクニカルTシャツです。
季節や天候、また運動量によって使い分けれるように現在キャプリーン・クールは4種類発売されています。

- キャプリーン・クール・デイリー
- キャプリーン・クール・トレイル
- キャプリーン・クール・ライトウェイト
- キャプリーン・クール・メリノ

どれがいいのかいまいちわからない、、、
パッと見た目はどれもよく似たデザインのTシャツなので、どれを選べばいいのかわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、パタゴニアから発売されているキャプリーンクールシリーズ4タイプのうち主に普段着として着るならどれがいいのか?それぞれの特徴や耐久性なども踏まえて徹底比較します。
結論から申し上げると、
普段着で着るなら”デイリー1択”です。
なぜデイリーが良いのか、なぜあまり多くの服を持たないミニマリストの筆者がデイリーばかり買うのか、この記事で詳しく解説します。
キャプリーン・クールシリーズ4タイプを徹底比較
デイリー、トレイル、ライトウェイト、メリノそれぞれの特徴をパタゴニア公式サイトの製品説明文とともに紹介していきます。
キャプリーン・クール・デイリー

伸縮性と速乾性を備え機能的。
キャプリーン・クール・デイリー・シャツはパタゴニア製品の中で最も多用途に使えるテクニカル・トップ。速乾性と吸湿発散性を備えたこの機能的なニットは、トレイルから水辺までどこでも活躍します。
キャプリーン・クール・トレイル

テクニカルな機能性を備えながらコットンのような肌触り。
伸縮性に優れ、激しい運動中も体を快適に保つ速乾性と吸湿発散性を備え、1日中多用途に使えるテクニカルトップ。非常にソフトでコットンのような自然な肌触りのナイア・リニュー素材を使用。フェアトレード・サーティファイドの工場で製造
引用:patagonia公式
キャプリーン・クール・ライトウェイト

激しい運動に最適な速乾性。
吸湿発散性と速乾性を備えたキャプリーン・クール・ライトウェイト・シャツは、暑い状況で激しい運動をともなう日々に涼しくドライな着心地を保ちます。
引用:patagonia公式
キャプリーン・クール・メリノ

天然の涼しい着心地と防臭効果。
天然の機能性で涼しい着心地を保つキャプリーン・クール・メリノ・シャツは、リサイクル・ポリエステルを35%混紡することにより耐久性と速乾性を高めています。
引用:patagonia公式
このようにパタゴニアの製品説明文を読んでも、多少の言い回しの違いはあれど、内容が端的に説明されているだけなのでいまいちわかりにくいですよね。

筆者も選ぶとき、何が違うのかよくわかりませんでした、、、
製品スペックを比較
見た目がほぼ同じなので、次に製品スペックを比較してみましょう。
キャプリーン・クール | デイリー | トレイル | ライトウェイト | メリノ |
---|---|---|---|---|
素材 | 3.7オンス・リサイクル・ポリエステル100% | 3.8オンス・リサイクル・ポリエステル70%/ナイア・リニュー30%のスパン・ジャージー | 2.3オンス・リサイクル・ポリエステル100%のダブルニット | ウール65%/リサイクル・ポリエステル35% |
重さ | 128 g (4.5 oz) | 122 g (4.3 oz) | 74 g (2.6 oz) | 111 g (3.9 oz) |
原産国 | インドネシアまたはスリランカ製 | ベトナム製 | スリランカ製 | スリランカ製 |
価格 | ¥ 6,380 | ¥ 6,380 | ¥ 6,930 | ¥ 9,900 |
こうして比べてみると、素材や生地の厚みに違いがあることがわかりますね。
突出して軽くて薄いのが「ライトウェイト」、一番価格が高いのが「メリノ」ですね。

素材や生地の厚みはわかったけど普段着として活躍するのはどれだろう?
おすすめの着用シーン
パタゴニアが推奨するおすすめの着用シーンを比べてみました。
キャプリーン・クール | デイリー | トレイル | ライトウェイト | メリノ |
---|---|---|---|---|
おすすめの着用シーン | 日常生活 キャンプ 春〜秋のハイク・登山 水辺でのアクティビティ | トレイルランニング ハイク・登山 気温変化が激しいシーンでの運動時 | 夏のトレイルランニング 灼熱化の激しい運動時 | ハイク・登山 キャンプ 日常生活 |
激しい運動時から日常生活まで、タイプによって使えるシーンに幅があることがわかります。

普段着として着るなら、デイリーかメリノ?
サイズ感を比較
ぴったりとした体のラインがはっきり出てしまうとスポーティ感が増してしまいますので普段着として着るならサイズ感も重要ですよね。
パタゴニアのウェアは「スリム・フィット」「レギュラー・フィット」「リラックス・フィット」の3つのフィット感に分類されますが、キャプリーン・クールシリーズの4タイプはどのフィット感なのか比較してみました。
キャプリーン・クール | デイリー | トレイル | ライトウェイト | メリノ |
---|---|---|---|---|
サイズ感 | レギュラー・フィット | レギュラー・フィット | スリム・フィット | スリム・フィット |
次にサイズチャートを比較してみます。筆者も含め標準的な日本人男性に合うMサイズを比較してみました。
Mサイズ | デイリー | トレイル | ライトウェイト | メリノ |
---|---|---|---|---|
身幅 | 53 | 53 | 51 | 52 |
後着丈 | 70 | 71 | 70 | 70 |
裄丈 | 47 | 48 | 43 | 44 |
デイリーを基準に比較すると、
トレイルが全体的に大きめ、
ライトウェイトとメリノは袖も短めでややスリムなサイズ感になっていることがわかります。

スリムだと普段着に使いにくいからデイリーかトレイルかな?
それぞれの低評価の口コミ
それぞれの特徴を知るには購入者や使用者の生の声を聞くのが一番です。
ここではそれぞれのタイプの耐久性に関する口コミ評価が低いレビューを確認してみました。
デイリー
何回が着用して着心地は大変良かったのですが、洗濯したら袖の部分のステッチがほつれてきました。縫製がいまいちなのか、初期不良なのかわかりませんが、ご購入を検討される方はご注意ください。
179センチ65キロ Mサイズが丁度良く(去年購入したサイズがM)今回もMを購入したのですが、身丈と身幅が大分小さくとても残念でした。おすすめサイズがSになっていた事も謎です。これまで何度も他の商品をリピ購入させていただきましたがこんなに個体差があるのは初めてでした。 着心地はサイコーなんですが。。 がっかりです。
肌触りがよく、着ていて気持ちいい。 普段着として毎回着ています。 滝汗をかいたら肌に張り付くので運動には向いてません。
全体的に高評価な口コミが多かったですが、本格的な山登りや運動時にはやや機能性が劣ると感じる人が多く、また伸縮性に優れた生地のため縫製が難しいためか年度やカラーごとでサイズに個体差があるという口コミもありました。
トレイル
173㎝・59kgでSsize購入。XSでも良かったかな、なサイズ感。キャプリーンシリーズよりやや大きめ。 ロード、トレイルとランメインで着てますが、春先〜初夏の気候では気持ちの良い肌触り。 ザック使用は擦れる部分に毛玉できます。気になる方はやめておいた方が良いかも。
ベースレイヤーとして人気のキャプリーンクールデイリーもありますが、私はこちらのほうが好みです。 デイリーと違って起毛しているため大量の汗をかいたときにピタッとはりつかず、冷えないからです。 真夏や暑がりはデイリーもおすすめですが、冷たい感じや寒がりはこちらがおすすめ。 素材が変わって生地にプリントができるようになりデザインが豊富になりましたが、細かい毛玉ができやすくなりました。
コットンのような汗を吸い込む肌触りは好評のようですが、スレに弱く毛玉ができやすいという口コミが多く寄せられていました。
ライトウェイト
優れた吸湿性により汗を吸ってくれるのですがそれに見合う速乾性・通気性が全く無く、生地の薄さと相まってラップのように終始体に貼り付いて非常に不快でした。生地の薄さだけが先行しており、その先のいかにアクティビティを過ごせるかというロジックとの整合性がありません。
機能については、残念で、高温多湿の日本の環境下では、ラン中には汗を吸っても乾きません。また、生地の目が細かいので、肌にはりついてしまいます。夏にインナーは着たくないですし…。
山に着ていきました 1000mソコソコの低山です 帰ってきたら右上の所が毛玉と繊維がほつれたみたいにでボロボロになってました 1回目でこんなになるとは 普通に歩いていただけです
軽量を追求した生地の薄さによって、吸汗性能が弱く肌にはりつきやすい、また毛玉ができやすい生地の耐久性の弱さも散見されました。
メリノ
2、3回使用しましたが毛玉が出ました。 また生地が弱くシャツを引っ張ったら穴があきました。 値段的に高いのでもうすこし強い生地だといいですね。
キャプリーンシリーズの中で唯一残念な生地ですね。 購入後、3回着用し、都度ネット洗いしてますが、洗うたびに細かい毛玉が増えてきます。 薄くて軽いのは分かるのですが、強度に問題がある気がします。
直営店でおすすめされて購入しましたが商品自体の耐久性が低いと思います。登山で使用してバックパックのウエストベルトが当たる部分が使用2回目で2センチほど縦に避けてしまいました。
涼しさを担保するためか,5回も着ていないが破れてしまった。着心地よかっただけに残念。
夏の山行で初めて着ましたが、リュックとの摩擦なのか背中が毛玉だらけに。 店員さんに洗濯の仕方を教わり、丁寧に行なっていたつもりでも縮みました。 その後夏山で8回程度着ましたが、数箇所破れてきました。
着心地は良く、臭いもしづらいのですが、やたらもろいです。 一年もたたず穴が空き出しました。
メリノという天然素材の特性上仕方ないのかもしれませんが、洗濯するとすぐに毛玉ができたり、穴が空いたり、裂けてしまったというレビューが多く、耐久性のある生地に改善して欲しいという要望が寄せられていました。
それぞれの口コミをまとめるとこんな感じです。
キャプリーン・クール | デイリー | トレイル | ライトウェイト | メリノ |
---|---|---|---|---|
耐久性 | 強い | やや弱い | 弱い | かなり弱い |
毛玉 | できない | できやすい | できやすい | かなりできやすい |
肌触り | つるすべな接触冷感 | コットンのようなやさしい肌触り | さらりとした肌触り | ややチクチクする |
洗濯時の注意 | 特になし | 伸びやすい | 毛玉 | 縮みやすい |

ちょっと擦れたり、洗濯しただけで毛玉ができるのはイヤだな、、、
普段着で着るならデイリー1択
以上のようなことを踏まえると、
トレイル → 普段着にも着れるサイズ感だが毛玉ができやすい
ライトウェイト → テクニカル感強めで体のラインがはっきり出てしまう
メリノ → 夏は1枚で秋冬はインナーにも使えるが毛玉や耐久性に難あり
普段着として長く着たいならデイリー1択
と言えるのではないでしょうか。
キャプリーン・クール・デイリーの詳しいレビュー記事はこちらを読んでください。
まとめ
以上、パタゴニアの人気のキャプリーンクールTシャツ、デイリー、トレイル、ライトウェイト、メリノの4タイプを徹底比較しました。
本格的な山登りやトレイルなどの目的で探している人は他の選択肢もあると思いますが、筆者のようにただクソ暑い日本の夏を快適に過ごせる普段着として探している人は、デイリーを選べば間違いないと思います。
デイリーなら暑い夏の季節でも、着た瞬間ひんやりとする接触冷感機能、伸縮性のあるつるつるテロンとした病みつきになる肌触り、汗をかいてもべったりと張り付かず快適そのものです。また洗濯してもすぐに乾くのも良いところ。
筆者は現在デイリーの半袖を2着、ロングスリーブを1着、そしてフーディの1着で着回しています。

筆者がなぜデイリーばかり買っているのかといえば、それは”耐久性が高いから”。

5年前に購入したものですら、ほつれるどころか、首周りもまったくだらんと伸びていませんし、毛玉も皆無です。

洗濯ネットにも入れず、裏返しにもせず普通に何百回も洗濯していますがプリントロゴの剥がれなどもなく、機能性も劣るようなこともありませんので、他のタイプと比べるとデイリーの耐久性はずば抜けていると言えるでしょう。

街着としてはややテクニカルな雰囲気が強いのでキレイめなコーデには合わせにくいですが、近場での外出時、部屋着として、寝巻きとして、またラッシュガードとしても活躍しますので、1着持っているだけでも重宝すること間違いなしだと思います。
キャプリーン・クール・デイリーには、半袖、ロングスリーブ、フーディがありますので、どれを選べばいいか悩むときはこちらの記事で徹底比較しています。
今年の夏は、キャプリーン・クール・デイリーを手に入れて快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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