
全身ノースフェイスはダサい?
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
人気のノースフェイス。街でも山でもあのロゴを見ない日はないと言っても過言ではないでしょう。
「アウトドアブランドなのに着るだけで都会的でスタイリッシュに決まり、機能性も耐久性も抜群だから、気づいたら全身ノースフェイスになっていた」そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
筆者も「マウンテンライトジャケット」「コンパクトジャケット」「アルパインライトパンツ」を長年ずっと愛用し続けています。
でもネットやSNSでは、
「全身ノースフェイスはダサい」
なんて声もちらほら…。

全身ノースフェイスはダサいのかな?
結論から申し上げると、
全身ノースフェイス=ダサいわけではありません。
ただし、40代だからこそ注意したいポイントがあるのも事実です。
この記事では、
- なぜ「全身ノースフェイスはダサい」と言われがちなのか
- 40代メンズがやりがちなNG例
- 大人が“ちょうどよく”ノースフェイスを着こなすコツ
を、現実的な目線で解説します。
なぜ「全身ノースフェイス」はダサいと言われるのか?
筆者は冬のワードローブは全12着だけで過ごしています。
その中に、万能アウターとして「マウンテンライトジャケット (K/ブラック)」と、年中履ける「 アルパインライトパンツ (K/ブラック)」を愛用していますが、この2つを同じ日に上下組み合わせることは、まずありません。
なぜなら、その組み合わせが「ダサい」というより、「ファッションとして成立しにくい」と感じているからです。
そう感じる理由を推察してみると、「全身ノースフェイス」が批判の的になる主要な理由は、以下の3つに集約されるのではないか思われます。
全身ノースフェイスがダサい理由①:「アウトドア感」が強すぎる

ノースフェイスの製品は、その本質が「過酷な環境下でのパフォーマンス」にあります。特にマウンテンライトジャケットとアルパインライトパンツのような機能性が高いアイテムを上下で組み合わせると、その姿は完全に「登山家」そのものに見えてしまいます。
街中で求められるのは、機能性だけでなく、都会に馴染む洗練された雰囲気。全身がナイロンやゴアテックスといったアウトドア素材で覆われていると、街の風景から浮いてしまい、「今から山に登るの?」という印象を与えかねません。
全身ノースフェイスがダサい理由②:ロゴ主張が強くなりすぎる

全身を同じブランドで統一すると、良く言えば「統一感がある」ですが、悪く言えば「考えられていない」「個性がない」と見られがちです。
ノースフェイスはロゴの認知度が特に高いブランド。遠目から見てもすぐにノースフェイスを着ているのがわかってしまいます。
そのためアウター・トップス・パンツ・バッグまで揃えると、ロゴの主張が過剰になりがちです。
若い世代ならストリート的に成立することもありえますが、
40代ぐらいの大人世代では「ブランド頼み感」に見えることも。
40代のファッションは、トレンドを追うことよりも、「自分らしいライフスタイル」や「品の良さ」を表現するステージです。全身ノースフェイスは、そのブランドの力を借りすぎているように見え、他のアイテムとの絶妙なバランスを楽しむというファッションの醍醐味が欠けてしまいます。
全身ノースフェイスがダサい理由③:「ミーハー感」や「制服感」の演出

ノースフェイスは人気が非常に高く、特にロゴを強調したアイテムは、街中に溢れています。
全身ノースフェイスは、「とりあえず流行っているから」「あのロゴを見せたいから」という動機で着ているように見えかねません。結果として、ファッションとしてではなく「ノースフェイスの制服」のような印象になり、「おしゃれに気を遣う大人の男性」からは遠ざかってしまうのです。
40代メンズがノースフェイスを“ダサく見せない”着こなしのポイント
では、どうすれば愛用のノースフェイス製品を、街でかっこよく、そして品良く着こなせるのでしょうか?
ポイントは、「ミックス&マッチ」「色」「インナーの品格」です。
着こなしポイント①:ノースフェイスは「主役 or 脇役」にする

ノースフェイスのアイテムをたくさん持っていたとしても、一つだけを主役または脇役ぐらいに据えることが大切です。
- アウターだけノースフェイス
- バッグだけノースフェイス
- キャップだけノースフェイス
全身を固めず、
1点投入で使うと一気に大人っぽくなります。
| 主役アイテム | 組み合わせるアイテム(例) |
| マウンテンライトジャケット | ボトムス: ウールのスラックス、センタープレス入りのコットンパンツ、上品なデニムなど、非アウトドア素材のもの。 |
| アルパインライトパンツ | トップス: 夏は無地のオーバーサイズT。冬はカシミヤやウールのニット、ステンカラーコートやチェスターコートなど、シンプルできれいめな素材感のもの。 |
この「アウトドア」と「きれいめ」の素材感を対比させることで、都会的な「抜け感」が生まれ、やり過ぎない印象を与えることができます。
着こなしポイント②:派手なカラーは避ける

ノースフェイスには、イエローやレッド、ブルーなどの発色の良いカラーもありますが、街着として着るならカラーアイテムの採用は避けたほうがいいでしょう。
派手なカラーはアウトドア感が強すぎるし、よほどのファッション上級者じゃなければうまく着こなすことはできません。
40代ミニマリストであれば、選ぶべき色は「ブラック」、または「ネイビー」「チャコールグレー」などのダークトーンです。
- ブラック:最も引き締まって見え、他のきれいめアイテム(スラックスやウール、レザー)との相性も抜群です。
- ネイビー・グレー:ブラックよりも柔らかな印象を与えたい場合に適していますが、他のアイテムもブラックをはじめダークトーンで統一するのが鉄則です。
パタゴニアやアークテリクスなどノースフェイス以外のアウトドアブランドと組み合わせても、ダークトーンでまとめることで、洗練された都会的なスタイルに昇華されます。
着こなしポイント③:インナーに「上質な素材」と「品格」を仕込む

ノースフェイスのアウターは機能的で素晴らしいですが、脱いだ時や前を開けた時に見えるインナーこそが「大人の品格」を左右します。
特に40代がインナーにロゴTシャツやプリントスウェットを安易に合わせてしまうと、全身が「カジュアル」に傾きすぎてしまいますので、年齢に合っていない幼稚感が出てしまいます。
外側がナイロンやゴアテックスといった機能素材であればあるほど、内側には天然素材の「上質感」を仕込むのがおすすめ。
- ニット:薄手のハイゲージニットやカシミヤ混のタートルネックは、首元から覗くだけで品格を演出できます。
- シャツ:ハリのある上質なオックスフォードシャツやブロードシャツは、アウトドア素材のアウターとのコントラストが生まれ、洗練された印象になります。
このように、内側に大人の落ち着きと上質な素材感を忍ばせることで、ノースフェイスのアウターを「機能服」ではなく「ファッション」として着こなすことができるようになります。
ただし、全身ノースフェイスでも「OK」な人もいる
基本的に街着で全身ノースフェイスは推奨しませんが、例外的に全身ノースフェイスが違和感なく格好良いと受け入れられるシチュエーションや人が存在します。
目的が明確な時(移動・旅行・キャンプ)

- シチュエーション: 家族・友人でのキャンプ、冬場の長時間の電車移動、雪国への旅行など、「実用性」が最優先される場合。
- 理由: この場合、ファッション性よりも「機能」が着こなしの理由として成立します。防寒や撥水など、ノースフェイス製品の最大のメリットを享受している姿は、合理的な大人の選択として好印象です。
「モノトーン」「目立ちにくいロゴ」で統一している人

上下ノースフェイスでも、色を徹底的に「ブラック」「チャコールグレー」などの無彩色で統一し、ロゴが目立たないアイテムでまとめ上げている場合はOK。
最近のノースフェイスは、
- 同色ロゴ
- 小さめロゴ
- 無地に近いデザイン
なモデルも豊富です。普通のパンツに見えるけど実はノースフェイス製。
「分かる人には分かる」くらいが一番かっこいいのが40代です。
この場合は、ストリートウェアやテック系のミニマルファッションとして成立し、「ごちゃつき」がなく洗練された印象になります。
圧倒的な「体型」と「着こなし慣れ」がある人

体型が非常に引き締まっていて、服に着られることなく、オーラと着こなしの自信が全身から溢れている人は話は別です。
服の力がなくてもかっこいい人は、全身ブランドで固めても「あの人だから似合う」という着こなしに見えます。40代おじさんにとっては耳の痛い話かもしれませんが、ファッションは結局のところ「誰が着るか」が大きく影響するわけです。
まとめ|40代は全身ノースフェイスは避けたほうが無難
以上、全身ノースフェイスはダサいのか?40代メンズが注意したい着こなしのポイントについて解説しました。
機能性に優れ、オシャレに見えるノースフェイスのアイテムはついつい増やしてしまいがち。あのロゴがあるだけで品格と都会的でスタイリッシュな雰囲気になります。
ただそのロゴが悪い意味で悪目立ちしてしまうのも事実。
40代が街でノースフェイスのアイテムを着こなす場合には、全身ノースフェイスに頼らず、「機能性」と「ファッション性」のバランスを意識して大人らしい着こなしを楽しみたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
筆者が愛用しているノースフェイスのアイテムのレビュー記事はこちら






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