
串カツ田中が人気らしいけど、どうなの?
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
「せんべろ」という言葉が流行ってもう何年経つだろうか。
せんべろとは1000円でベロベロに酔えるという意味で、お酒とつまみ1~2品を楽しめる居酒屋や立ち飲み屋、さらに最近ではチェーン店でもにわかに流行っている。
1日1食のオートファジー生活を始めて以来、すっかり外食することが少なくなった筆者であるが、今回はそんなせんべろできるという噂の串カツ田中にひさびさにお邪魔することにした。
- 本当に1000円以内で楽しめるのか?
- バカ売れしているという噂のあの新発売の串は旨いのか?
- コスパはいいのか?
以上のような点を中心に体験談としてお伝えしたいと思う。
串カツ田中はなぜ人気?
串カツ田中は現在全国332店舗(2025年5月末時点)を展開し、売上・利益ともに近年増加傾向にある。直近の2025年11月期の中期経営計画では、売上高を 約293億円に、営業利益率を5%台から7%以上へ改善する見込みである。

その業績を反映して株価も鰻登りだ。直近こそやや下落しているが串カツ田中の絶好調さが伺える。
その成長の一躍を担っているのが、今年4月に発売した「無限ニンニクホルモン串」だ。1本55円という破格の価格設定で、串カツ田中が本気で考えた新名物として登場し、わずか2ヶ月で累計400万本突破し、6ヶ月で1000万本達成したらしい。実に”1.5秒に1本売れている”というのだから驚きだ。
そんな噂を聞きつけた筆者は、どうしてもその「無限ニンニクホルモン串」を食べてみたくなり、チートデイに久しぶりに串カツ田中に行くことにしたわけだ。
串カツ田中レポ
近所に串カツ田中がオープンしたのは3年ほど前になるだろうか。オープン間もない頃に物珍しさから家族で2、3回ぐらいは食べに行った記憶はあるが、それ以降はすっかり足は遠のいていた。
この日はチートデイで昼に自宅で焼き鳥を焼いて食べたわけだが、(→【串打ちは難しい?】砂肝とヤゲンなんこつの焼き鳥を自分で焼いてみた)14時ぐらいにちょっとまだ飲み足りなく、小腹も空いてきたので久しぶりに近所の串カツ田中に行くことにした。
入ってみると、店内は2テーブルぐらい客が入っていたが、カウンターは誰も座っていなかった。

まあこの時間帯から飲む人は少ないよね
カウンターに座るとすぐに店員さんがやってきた。

ご注文はLINE登録してお願いします
串カツ田中の注文システムはLINEでお友達登録して自分で注文することになっている。
注文を聞く時間や人件費、端末機などを省き、コストを極限まで抑えているのだろう。
とりあえず大好きな生ビールで乾杯することにした。


やっぱりプレモルは美味しい
お通しでキャベツが提供されたが、筆者は食べないので下げてもらった。
いろいろな串メニューがあったが、すでに昼食を済ませていた筆者はそれほどお腹は空いていなかったので、おつまみ程度に何本か串を注文した。

・紅しょうが
・エビ
・鶏つくねなんこつ入り
・ニンニク
どれもサクサクで美味しい。やっぱり揚げたては最高だ。
そして噂の無限ニンニクホルモン串を試しに1本だけ注文した。

1本55円。まるで駄菓子みたいな価格だ。
ひとくち食べてみたが、たしかに旨い。
ホルモンの独特のプニプニコリコリとした食感、衣のサクサク感、そしてジュワっと染み込んだ特製の醤油タレはニンニクの濃厚な旨味がたっぷりでビールに合う。何本でも食べたくなるやみつきになる味わいだ。
発売してから大ヒットとなっているのも納得である。
健康ミニマリストが串カツ田中は通わない理由
以上、久しぶりに訪れた串カツ田中の体験レポをお届けしたわけだが、筆者は頻繁に通うことはないと思う。
その理由は以下の6つだ。
①:そもそも揚げ物は健康に良くない
一日一食の健康ミニマリストにとって、「揚げ物」は最も避けたい食べ物のひとつ。理由はいくつもある。
まず、カロリーが圧倒的に高い。
同じ鶏肉でも、焼き鳥1本(約100kcal)に対して、唐揚げ1個は約150〜200kcal。衣と油を吸うことで、エネルギー量が一気に跳ね上がる。しかも、串カツは一度に何本も食べてしまうため、気づけば1,000kcalオーバーなんてことも普通にあるだろう。
つまり、1食分を軽く超えるほどのカロリーを、あっという間に摂ってしまうわけだ。
次に、酸化した油の問題。
揚げ油は高温(170〜180℃)で何度も使われることが多く、加熱を繰り返すうちに酸化が進む。酸化した油には「過酸化脂質」という物質が含まれ、これが体内に入ると細胞を傷つけ、老化や動脈硬化、疲労感の原因になると言われている。
たとえお店側が「良い油を使っている」としても、揚げ物である以上このリスクはゼロではない。
さらに、トランス脂肪酸の問題もある。
市販の揚げ油やショートニングの一部にはトランス脂肪酸が含まれており、悪玉コレステロールを増やし、心疾患リスクを高めることが知られている。アメリカではすでに使用が厳しく制限されているほどの成分だ。
そして、糖質×油×塩分という組み合わせは、脳の報酬系をバグらせ、「また食べたくなる」依存性を生んでしまう危険性があるから注意が必要なのだ。
②:お通し代が発生する
串カツ田中は格安を売りにしているチェーン店では珍しく”お通し代”が発生する。出てくるのは串カツ屋ならお馴染みの「キャベツの芯」だ。
筆者は1日1食のルーティンメニューでは千切りキャベツサラダは食べているが、キャベツの芯をパリパリ食べるのは昔から苦手だ。昆虫にでもなったような気分になるし、青臭い味が苦手なのだ。脂っこい串カツのお口直しという意味があるらしいが、筆者には必要ない。ビールで流し込めばすっきりするからだ。
そのためキャベツは食べないので下げてもらったものの、お通し代はしっかり取られた。
その額、297円。
297円というと、串メニューが2本ぐらい注文できる金額である。
ネットの口コミを調べてみると、同じようにキャベツは要らないからお通し代も引いてくれと頼んだ人もいるようだが、「ソース代なども含まれるから引くことはできない」の一点張りだったとか。
串カツ田中の方針としては、飲酒の有無に関わらず、20歳以上は全員お通し代が発生するそうだ。
このお通し代がなければ、ビールを飲んでもせんべろできる可能性があるだけにとても残念である。
③:調味料が添加物まみれ
とにかくテーブルに置いている調味料が添加物まみれなのが気になる。

まず”食卓塩”が置いている時点でもうダメだ。食卓塩は人工的な方法で作られた精製塩で、ほとんどが塩化ナトリウムでできていて、ミネラルはほぼない。高血圧になるので最も避けるべき塩だ。
そして串カツ田中万能しょうゆには、

しょうゆ(小麦・大豆を含む)(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、かつお節エキス、砂糖、かつお節だし、昆布だし/アルコール、調味料(アミノ酸等)、酸味料、ビタミンB1

しょうゆなのに、果糖ぶどう糖液糖がしっかり入っている。
さらに激辛ソースには、

糖類(砂糖(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖)、野菜・果実(トマト、りんご、マンゴー、その他)、醤油、醸造酢、食塩、香辛料、はちみつ、オイスターエキス/増粘剤(加工澱粉)、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、カラメル色素、酸味料、V.B1(一部に小麦・大豆・りんごを含む)

糖類がトップ表記になっていて、果糖ブドウ糖液糖はもちろん、添加物もたっぷりだ。
そしてメインの串カツ田中のオリジナルソースに関しては、

原材料名すら書いていない。企業秘密なのだろう。何が使われているかわからないが、他のソースを見る限りいろいろ入っていると推測される。
④:それほど安くはない
もともと串カツは大阪の新世界が発祥で、賃金の安い労働者に満腹感のある食べ物をと開発された庶民の食べ物として広がったわけだが、いろいろ物価高になった現在では、以前までは1串80円〜100円ほどだった串カツも120円ぐらいになっている。(中には今でも80円とかでやっている個人店もあるが)
今回かかった金額は、ビール1杯と串5本で1650円だった。

1000円をゆうにオーバーしたのでとても”せんべろ”とは言えない。サイズが大きいとは言え、紅しょうがが176円は高いと感じるのは筆者だけだろうか。そしてやはりお通し代がエビより高いのにはどうも腑に落ちない。
⑤:無限ニンニクホルモン串は安いけど甘すぎる

今回久しぶりに串カツ田中に行こうと思った動機でもあった”無限ニンニクホルモン串”だったが、食べた瞬間、「あ、これ砂糖食べてるな」と感じてしまった。
たしかにガツんとニンニクがきいていて、かなり濃い味なので酒のおつまみには最高かもしれないが、とにかく甘い。旨みよりも甘さが勝ってしまう。おそらく相当な量の砂糖が入っているか、1本55円で提供していることを考えると特製ソースには安価な果糖ブドウ糖液糖が使われているのだろう。こんなものを頻繁に何本も食べたら糖尿病予備軍へ真っしぐらになると思う。
⑥:ハッピーアワーでもビールは安くならない
串カツ田中にはハッピーアワーという時間帯があり、「ジムビームハイボール」(通常420円)と「こだわり酒場のレモンサワー」(通常450円)が、驚きの1杯99円で飲むことができる。
しかし、筆者が大好きなビールは1杯550円だ。ビールのハッピーアワーは存在しない。さすがに99円にしてくれとは言わないが、せめて1杯300円ぐらいにしてくれたら嬉しいのだが、、、。
まとめ|健康のことを考えると、、、
以上、串カツ田中に行った体験レポをお届けした。
揚げたての串揚げは確かに美味しい。お酒片手に手軽につまめるのは最高に楽しい。ただ使われているソースや、人気の無限ニンニクホルモン串には中毒性があるので、健康志向の1日1食ミニマリストとしては頻繁に通うことはないだろう。
どうせ外食するなら、ヘルシーな鶏肉で、産地にもこだわりがあり、金麦メガジョッキもボリューム感ある貴族焼きも全品390円の鳥貴族のほうがコスパが良いと感じてしまう。(※昼飲みできないのが残念)
しかしそんなことを言っておきながら、後日再び来店し無限にんにくホルモン串を10本を食べたのはここだけの話だ。

LINE通知で「土日祝もOPENから16:00まで超絶ハッピーアワー」が実施中であることを知り、
ジムビームハイボール:99円+お通し代:297円+ホルモン串10本:550円=946円
ちゃっかりせんべろを堪能してしまった。
1日1食を守り、毎日食べる副菜もルーティン化し、健康には人一倍気を遣っている筆者でも、”あの無限串もう一回食べてみたい”と思ってしまうやみつき感は半端ないので、これから初めて食べる人は心して望んで欲しいと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。






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