ノースフェイスのライトヒートジャケットが気になります。実際どうなの?
そんな疑問にお答えします。
どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
おそらくこの記事を読んでいる人は、ノースフェイスにライトヒートジャケットというアイテムがあることを知り、検索したがこれと言った参考になるレビュー記事が見つからずこの記事辿りついたと思う。
ノースフェイスのダウンジャケットと言えば、90年代に流行ったヌプシジャケットやここ数年人気のあるバルトロライトジャケットを思う浮かべる人は多いだろう。
しかしそんな人気のあるノースフェイスのダウンジャケットの中に「ライトヒートジャケット」という隠れた名品があることをほとんどの人は知らない。
そこでこの記事では、
筆者が実際に2017年に購入してから6年目のシーズンに突入したノースフェイスのライトヒートジャケットの特徴や耐久性、良いところとサイズ感まで画像付きで詳しくレビューしたいと思う。
この記事を読めばライトヒートジャケットのすべてがわかるので購入前の参考にしてみて欲しい。
ライトヒートジャケットの特徴
ブランド | THE NORTH FACE |
商品名 | ライトヒートジャケット(メンズ) |
サイズ展開 | S、M、L、XL、XXL |
素材 | PERTEX Quantum ECO(ナイロン100% <中わた>GreenRecycled CLEANDOWN(ダウン80%、フェザー20%) |
重さ | 約205g(Lサイズ) |
原産国 | ベトナム |
公式価格 | ¥28,600(税込) |
空気を羽織るような着用感の軽量インナーダウンジャケット。アップデートによりサイズアップし、さらにダウンの量を1割追加することで保温性を高めました。環境に配慮したリサイクルダウンを中わたに使用。ダウンが偏りにくいキルトデザインで、素材の特性を十分に生かします。表地は美しい光沢感があり、軽さと強度を併せ持つパーテックスカンタム エコ。はっ水性があり、多少の雨や雪に対応します。裾と袖はシンプルなバインダー仕様で軽量に仕上げています。静電気の発生を抑えた静電ケアに配慮。ポケットに本体を収納できるポケッタブル仕様で、普段使いからアウトドアまで、さまざまなシーンに活躍します。
引用:GOLD WIN
ライトヒートジャケットの特徴を簡単にまとめると、
このような特徴がある。
ユニクロのウルトラライトダウンでいいんじゃない?
たしかにインナーダウンといえば、ユニクロのウルトラライトダウンが有名で価格も断然安い。ダウンなんてせいぜい冬シーズンしか着ないアイテムだから手頃な価格で済ませたい人も多いだろう。だが、ユニクロのウルトラライトダウンはどんな体型の人でも着れるスタンダードなデザインなため年配の人が着ているのをよく見かける。
別にそこまでファッションにこだわりがない人ならユニクロのウルトラライトダウンを選べばいいだろう。だが、人と被りたくない人、ちょっとでもオシャレに見せたい人ならライトヒートジャケットは有力候補のひとつになると思う。
後述するが、インナーダウンとして位置付けされているライトヒートジャケットだが、実はアウターとして着るシーンも多い。そういったときにノースフェイスのロゴがあるかないかで圧倒的に他者と差別化できるというメリットがある。
またヌプシジャケットやバルトロライトジャケットはどうも若者のイメージが強いため40代の中年には手が出しくいわけだ。そこで丁度いいのが「ライトヒートジャケット」。知る人ぞ知る、まさに玄人向けのダウンジャケットと言っても過言ではないだろう。
ライトヒートジャケットを一発で見分けるポイントは襟元のバックにあるノースフェイスのロゴだ。
この位置にロゴがついているのはライトヒートジャケットだけだ。後ろ姿を見た人は「あれ?あんなノースフェイスのダウンって発売されていたっけ?」と誰もが思うことだろう。実際に何人かの知人に聞かれたことがあるのでノースフェイスのようなアウトドアブランドに興味がある人でも知っている人は少ないと思う。
知っている人が少ないにも関わらず毎年定番アイテムとして発売されているのは登山やキャンプなどを本格的に楽しむ人たちの間で人気だからだろう。軽量で暖かいので冬のミドルレイヤーとして、また夏の高山での保温着としても着れるし、寝具として着たりと非常に活躍シーンが多いわけだ。
本格的なアウトドアシーンでも使える機能性がありながら街着としても着れるかっこいいダウン、それでいて人と被りにくいという点が、ライトヒートジャケットの特徴と言えるだろう。
ライトヒートジャケットの耐久性
いくら高機能でもカッコ良くても、経年劣化する素材や、耐久性がなければ名品とは呼べない。ここからは6シーズン目に突入したライトヒートジャケットの耐久性を確認していきたいと思う。
プリントロゴ
まず1番心配なプリントロゴを確認。刺繍ロゴではないため、剥がれる心配があるが全く問題ないことがわかる。
ライトヒートジャケットの特徴的な襟の後ろ側のプリントロゴも、まったく問題ない。
フロントジップの引き手
フロントジッパーの引き手パーツの破損などもない。
裾と袖口のバインダー
裾のバインダー部分の毛玉や破れ、糸のほつれなどもないことがわかる。
擦れやすい袖口のバインダー部分もまったく問題ない。
左右のジップ付きポケット
左右のポケットのジッパーもスムーズに開閉できる。
ダウンの抜け
ダウンジャケットってダウンがところどころ抜けてきて、どんどん痩せていくんだよね
ダウンジャケットの宿命ともいえる、ダウンの抜けはどうだろうか。
もう6年目に入ったわけだが、これまで生地の隙間からダウンが抜けているのを見たことはない。
やはり表生地に使われている、「パーテックス カンタム エコ」が守ってくれているのだろう。パーテックスカンタムエコとは極細の繊維を使うことで、ダウンが抜ける隙間もないほど高密度に織られた生地になり「ダウン抜け」を完全にシャットアウトする技術のこと。6シーズン目になってもダウンの嵩は変わっていないためまだまだ着続けることができることがわかる。
以上、ライトヒートジャケットの6年目の耐久性は
- プリントロゴの剥がれなし
- ファスナー、引き手パーツの損傷なし
- 糸のほつれなし
- バインダーの毛玉なし
- ダウン抜けなし
まったく問題なくこれからもまだまだ使えることがわかる。。
長く使い続けれるのは嬉しい🎵
ライトヒートジャケットの良いところ
ここからは5シーズン着続けた感じたライトヒートジャケットの良いところを解説したいと思う。
ペラペラなのにじんわり温かい
筆者は実物を見ずにAmazonで購入したわけだが、届いて開封した時の第一印象は、
え?こんなにペラペラなの?
だった。おそらく初めて実物をみたら、「こんなに薄くて本当に暖かいのか?」と誰もが懐疑心を抱くと思う。それぐらいとにかくペラペラでダウンもすかすかなのだ。ところが着用してみると、そんな懐疑心は一気に吹き飛ぶことになる。「なぜこんなペラペラなダウンなのに暖かいのか?」と。
暖かさの秘密は光電子PROダウン
ライトヒートジャケットには、「光電子(こうでんし)PROダウン」が採用されている。72%のダウンと8%のフェザー、そして20%の化繊素材「光電子」の組み合わせで作られている。
この光電子PROダウンがライトヒートジャケットの暖かさの秘密である。しかし、いわゆる普通のダウンジャケットの暖かさとはちょっと違う。例えるならば、まるで遠赤外線ヒーターのじんわりとした暖かさを身にまとっているといった感じなのだ。また単に暖かいだけじゃなく、寒い外から暖房の効いた室内に入ったら普通のダウンジャケットは暑すぎるためすぐに脱ぎたくなるものだが、なぜかこのライトヒートジャケットは、そこまで暑すぎることもない。
そのため、車での移動が多い日や、イオンなどの商業施設をウロウロするときなどはいちいち脱ぎ着しなくても快適な温度を保ってくれるから重宝する。
このようにライトヒートジャケットはインナーダウンとしての位置付けではあるが、寒冷地でもなければ、寒い冬でもインナーはスウェットを着て、ライトヒートジャケットを羽織るだけでも全然使えるので、アウターとしても活躍できるシーンが多いのも魅力のひとつである。
とにかく軽い
「空気を羽織るような着用感」商品説明でも記載されているように、ライトヒートジャケットはとにかく軽い。Lサイズで、わずか約200gという脅威の軽さなのが特徴的だ。200gというと、だいたい「マンガ単行本1冊」の重さといったところだろう。とにかく軽くて動きやすいため、肩とか凝りにくいのは中高年にとってもありがたいわけだ。
コンパクトに収納できる
コンパクトに収納できるという点もライトヒートジャケットの使い勝手を広げてくれる大きなポイントだ。
ライトヒートジャケットには、左胸に内ポケットが存在する。貴重品を入れたりするのに丁度いい便利なポケットだ。
実はこのポケット、パッカリング用のポケットにもなる。購入してから2年ぐらい内ポケットに収納できることなんて知らずに使っていた。ある日、日中は暖かい冬に夕暮れ頃から銭湯に行くことになり、帰りは絶対に寒くなるからこのライトヒートジャケットを持っていこうとしたわけだが、その時にはじめてパッカリングできることを知り収納してみたわけだ。
収納の仕方は簡単で、ポケットにぐいぐい押し込んでいくだけだ。
ポケットにだいたい押し込めることができれば、
あとは生地が噛まないように押し込みながらファスナーを閉めるだけ。
ポケッタブル収納ができてしまう。
「stow pocket」とは、ここのポケットを使って小さく収納できるという機能の名称でノースフェイス独自の仕様だ。
パッカリングした時にもちゃんとノースフェイスのロゴがあるところもニクいところ。
どれぐらいのコンパクトサイズになるのか350mlのビール缶と比較してみた。
インナーダウンジャケットは、他のメーカーでもいろいろ発売されているが、ほとんどは付属のスタッフサック(収納袋)が付いているタイプが多い。だがスタッフサックはよく紛失しやすいため、内ポケットに収納できるのはありがたいわけだ。今日の夜は冷えそうだから、念の為カバンに入れておこうといった日常使いができるし、夏山の朝晩の冷え込みのときも活躍する高機能な頼れるダウンジャケットでもあるわけだ。
ライトヒートジャケットのサイズ感
ここからはライトヒートジャケットのサイズ感に述べたいと思う。ノースフェイスは、アイテムによってサイズ感がけっこう異なるので注意が必要だ。近くに店舗があり試着できるなら問題ないが、ネットで買う人は参考にしてみて欲しい。
2017年に購入した筆者のモデル(ND91701)からサイズ感が若干見直されています。
アップデートによりサイズアップし、さらにダウンの量を1割追加することで保温性を高めました。
引用:GOLD WIN
現在のモデルの商品型番は、ND92333になっている。
アップデート前後のサイズを比較してみた。
サイズ | 着丈 | 身幅 | 肩幅 | 袖丈 | 裾幅 |
---|---|---|---|---|---|
S | 65→67 | 52→54 | 40→41 | 64→66 | 45→46 |
M | 67→69 | 54→56 | 42→43 | 66→68 | 47→48 |
L | 69→71 | 56→58 | 43→45 | 69→70 | 49→50 |
XL | 71→73 | 58→60 | 45→46 | 70→72 | 51→52 |
XXL | 73→75 | 60→62 | 46→48 | 73→74 | 53→54 |
全体的に1cmから2cmほどアップされたようだ。ライトヒートジャケットはあくまでインナーに着用することを考えられたサイジングになっているので普段選ぶ服のサイズと同じサイズを選べば問題ないかと思う。
アップデート前のモデルになるが、身長177cm、体重61kgでやや痩せ型体型の筆者はLサイズを着用している。
アップデート前のLサイズとアップデート後のMサイズがほぼ同じサイズになっているが、筆者と同じぐらいの体型の人は、Lサイズがちょうどいいのでないかと思う。その理由は、このあとの着用レビューを見ればわかると思う。
ライトヒートジャケットの着用レビュー
アウターとして使う着こなし方と、インナーとして使う着こなし方それぞれ紹介する。
インナーロンTバージョン
インナーにヒートテック、ユナイテッドアスレの5.6オンスのロングスリーブシャツの上から羽織ってみる。
こんな感じになる。
ちょうどいいサイズ感である。
初秋や冬の終わりなどはこれだけでも十分暖かい。
フロントファスナーを閉じた状態。
着膨れ感もなく、すっきりとしたフォルムではないだろうか。
インナースウェット着用バージョン
次は、裏起毛のスウェットの上から着てみる。着ているスウェットはジーユーのややビッグシルエットのスウェットだ。
若干着膨れ感が出てしまうことがわかると思う。
フロントジップを閉じれば着膨れ感は抑えられるが、厚手のスウェットだと、動きの面でも見た目もやや窮屈な感じがする。
このように今流行りのビッグシルエットのスウェットの上からは着れないし、厚めのスウェットの上から着る場合は、今回サイズがアップデートしたLサイズが丁度良いと思われる。
マウンテンライトジャケットを上から着た感じ
ライトヒートジャケットの上からマウンテンライトジャケットを羽織れば、真冬でも越せる最強のアウターになる。
マウンテンライトジャケットについてはこちらの記事を読んで欲しい。
インナーはさっきのジーユーのスウェットのまま着用するとこんな感じになる。
マウンテンライトジャケットで覆うので着膨れ感は目立たなくなるわけだ。
ライトヒートジャケットの遠赤外線によるほどよい保温性に、マウンテンライトジャケットのゴアテックスの防風性と透湿性が加わることで、真冬シーズンでも十分活躍する最強のコンビアウターになる。
水に濡れても保温力が落ちない光電子プロダウンだが、できるだけ濡れるのは避けたいところ。そこで防水性と透湿性が優れたゴアテックス素材のマウンテンライトジャケットが急な雨や雪からライトヒートジャケットを守ってくれるわけだ。
以上、ライトヒートジャケットのサイズ感をまとめると、
個人的には、あとちょっと大きいほうが好みなので筆者と同じような体型の人はアップデートでサイズアップしたLサイズがちょうどいいように感じる。
ライトヒートジャケットの残念なところ・デメリット
これほど高機能で耐久性も申し分ないライトヒートジャケットだが、デメリットな部分も残念ながらある。
残念なところ①:風を通してしまう
ライトヒートジャケットの残念ところのひとつ目は、風を通してしまうことだ。
そのため冷たい風が吹き荒れる冬のアウターとしては使えない。
しかし、もともとライトヒートジャケットはアウタージャケットではなくインナーダウンという位置付けのため、ない物ねだりであることは否めない。
残念なところ②:ジップインジップシステムが使えない
ライトヒートジャケットの残念なところのふたつ目は、ジップインジップシステムが使えないところだ。
ジップインジップシステムとはノースフェイス独自の規格で、アウターとインナーをファスナーで連結させるシステムのことだ。
マウンテンライトジャケットに使われているファスナーと同じ規格のファスナーであればユニクロのフリースでも連結できる便利な機能がある。
しかしながらライトヒートジャケットに使われているファスナーの規格が異なるためジップインジップシステムは使えない。
おそらく軽量化を優先させるために細くて軽めのファスナーを採用したのだろう。
どうしてもジップインジップシステムで連結させたい人は「アコンカグアジャケット」をチョイスするといいだろう。(※「ジップインマグネ アコンカグアジャケット」はジップインジップには対応していないので注意)
まとめ
以上、ノースフェイスのインナーダウンジャケット「ライトヒートジャケット」の魅力についてレビューしてみた。
まとめるとこんな感じだ
ノースフェイスのアイテムはどれも人気なため人と被ることが多いのが難点だ。だが、このライトヒートジャケットに関してはなかなか見かけないと思う。
知る人ぞ知る、ノースフェイスの隠れた名品を冬のワードロープに取り入れてみてはいかがだろうか。
尚、ダウンジャケットは気軽に洗えないのが難点だが、自宅で簡単に水なしで洗えるダウンジャケット専用泡洗剤「イフナルケア」で定期的にメンテナンスすればクリーニングに出す必要もなく長く着続けられるだろう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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