
ワークマンのメリノウールってどうなの?サイズ感や着心地を教えて!
以上の疑問にお答えします。

どうもヨンロクです(@yonrokublog)40代をシンプルに活き活き暮らすための生活習慣、健康、ファッション、一生物アイテムなどのライフスタイルを発信しています。
冬の定番インナーといえば、やっぱりユニクロの「ヒートテック」ではないだろうか。
着た瞬間あったかくて、しかも安い。着膨れしてしまう冬の重ね着問題を解消してくれた革命的なアイテムと言えるだろう。
かくいう筆者もこれまでずっと冬のインナーはヒートテック一択だった。
しかし、ここ数年はある小さな“違和感”が気になって気になって仕方がない。
それが「汗をかいたときのベタつき」と「汗冷え問題」だ。
そこで今シーズンから、ユニクロのヒートテックをやめ、ワークマンのメリノウールインナーに切り替えてみることにした。
結論から申し上げると、
「もうヒートテックには戻れない」と実感している。
この記事では、まだワークマンのメリノウールを試したことがない人に向けて、メリノウールの特徴やサイズ感、着心地や洗濯方法だけでなく注意点なども合わせて解説するので、最後までぜひ読んで欲しい。
ヒートテックの不満

冒頭でも述べたように、ヒートテックは確かに暖かいが、発熱素材ゆえに汗をかくととにかく乾きが遅い。
ちょっと動いただけで背中にベタッと張り付き、そのまま外の冷気で汗が冷えてゾクッとする――この“汗冷え問題”が、地味にストレスに感じていたわけだ。
ヒートテックは吸湿発熱する機能を持っていて、体の湿気に反応して暖かさを生み出すという生地だが、コットンと同じぐらい乾きにくいレーヨンという素材も使われているため、これが不快になる原因なのだ。
そのため通勤電車や、暖房が効きすぎた商業施設内をうろうろしていると「ヒートテック着てくるんじゃなかった,,,」と後悔するぐらい汗をかいてしまい、ジトッとした不快感がいつまでも残るはめに。
暖房が効いた室内と外気温の差が激しい冬こそ、この問題が浮き彫りになってしまうのだ。
なぜ「メリノウール」がいい?

そんな汗冷え問題を解消してくれるのがメリノウール。
メリノウールはヒートテックのような化学合繊とは違い、メリノ種の羊から採れる天然素材だ。
- 吸湿性・放湿性に優れる:汗を吸ってもすぐ乾く
- 防臭効果が高い:何日か続けて着てもニオわない
- チクチクしない:繊維が細く、肌ざわりがなめらか
- 天然の温度調整機能:暑すぎず、寒すぎない快適さ
要するに、メリノウールは「汗をかいても快適」な天然の高機能素材というわけ。
さらにメリノウールは、冬場はもちろん、春や秋頃の体温調整にも優れているという特徴もある。
そのため、登山時の低体温症を起こしてしまう汗冷え対策や、何日気着続けても臭いにくいという理由から、様々なアウトドアブランドからメリノウールのベースレイヤーが発売されているわけだ。
しかし、問題はその価格。
メリノウールは羊毛の中でもメリノ種の羊だけから採れる最高品質の天然繊維のためとても高価な代物である。パタゴニアなら1万以上するし、比較的価格が抑え目なモンベルでさえも7000円ほどする。

普段着のインナーにそこまでお金はかけられない、、、
そんなメリノウール市場に満を持して2021年にぶっ込んできたのがワークマンだ。
メリノウール100%のインナーを1900円という衝撃価格でリリースしてきたのだ。

せ、1900円!?
当時はその衝撃的な価格だったこともあり、品切れ続出で欲しいけど手に入らない状態だった。
しかし一方で購入者からは、
縫製が雑。やっぱりワークマン品質だな、、、
一回洗濯しただけで穴が空いたんだけど、、
チクチクするのでとても肌着には着れない、、、
アウトドアメーカーのものと比べると全然違う、、、安いだけのことはあるね。
そんな辛辣なレビューも散見されていた。筆者も当時は試そうとしたものの、そもそも売っていないし、品質にもちょっと疑問があったのでしばらく様子見していたわけだ。
しかしそれから毎年改良を重ね、最近のレビューをチェックしてみるとマイナス評価もかなり少なくなっているみたいだったので、

そろそろ品質に関しても完成されてきたのでは?
と思い、今シーズンはユニクロのヒートテックからワークマンのメリノウールに思い切って変えてみることにしたのだ。
ワークマンに買いに行ってきた
ワークマンのメリノウール100長袖クルーネックはオンライン販売はしていないので、近所のワークマンプラスに行ってきた。

筆者は基本的に雨の日はよほどの予定がない限り外出はしないのだが、売れ切れてしまっては困ると思い、降りしきる雨の中、傘をさして外出することにした。
店内に入ると、さっそくインナー売り場を見つけた。


お!売ってるぞ!
もしかしたらすでに売り切れてるかも?とちょっと心配していたが、カラー、サイズともまだまだ在庫はあった。
サイズ感と選び方のポイント
ワークマンのメリノウールはM・L・XLの3サイズ展開で、それぞれのサイズは以下のとおり。
| サイズ | M | L | XL |
|---|---|---|---|
| 対応身長 | 165〜175 | 175〜185 | 175〜185 |
| 対応胸囲 | 88〜96 | 96〜104 | 104〜112 |
| 身幅 | 46 | 48 | 50 |
| 着丈 | 68 | 70 | 72 |
| 肩幅 | ラグラン袖 | ラグラン袖 | ラグラン袖 |
| 裄丈 | 79 | 81 | 82 |
ワークマンのウェアって全般的にひとまわり小さい印象を持っているのは筆者だけではないはずだ。
メリノウールもサイズ表を見る限り、やや細身の作りだと思われる。
176cm・63kg・普通体型でXLサイズを購入

ユニクロのヒートテックはいつもLサイズだが、ワークマンのメリノウールはXLサイズを選ぶことにした。Lサイズでも問題ないかとも思ったが、メリノウールは洗濯すると縮む可能性もあるという口コミもあり、ライトグレー、ネイビー、ブラックともにXLサイズを購入した。

洗い替えとして3着購入。
サイズ通りか計測

これまでワークマンのウェアは何着か買ったことはあるが、正直言ってまだまだ品質の面ではユニクロの足元にも及ばないと思っている。

ひと昔前のジーユーぐらい?

サイズ表どおりの仕立てになっているのか測ってみることにした。

着丈68.5cm(サイズ表との差:−3.5cm)

身幅46cm(サイズ表との差:−4cm)

え?Mサイズと同じ?ホントにXLサイズ?
確認のため、ライトグレーも開封して測ってみた。

着丈69.5cm(サイズ表との差:−2.5cm)

身幅47cm(サイズ表との差:−3cm)
やはりどちらもサイズ表より小さめではないか。
素人採寸なので、一概には言えないが、メリノウールは伸縮性のあるやわらかい生地であることもありかなり個体差があるのかもしれない。サイズ表はあくまで参考程度にして、やはりワンサイズ上を選んだほうが無難だろう。

XLを選んで正解だった

サイズにばらつきこそあったが、心配していた縫製などはひととおりチェックしたが、ほつれや糸ふけなどもなく、昔と比べるとワークマンもずいぶん品質は向上しているように感じた。
ワークマンメリノウール100クルーネック着用イメージ

身長176cm、体重63kgの筆者が開封したてのXLサイズを着用した感じ。

サイズ表より小さかったので心配だったものの、窮屈感はなく、ほどよいゆとりがあって良い感じではないだろうか。

ガチのアウトドアで使うなら、もっとジャストフィットで着用したほうがいいのかもしれないが、日常使いならこれぐらいゆったりめのほうがいいと思う。
実際に着てみた感想
率直な感想を言うと、「もうヒートテックには戻れない」と感じた。
特に感じたのは以下だ。
チクチクしないやさしい着心地

低品質なメリノウールだとチクチクする心配があるわけだが、ワークマンのメリノウールは毛の繊維がとても細い最高級の「スーパーエクストラファインメリノウール」が100%使用されているからなのか、肌への刺激やチクチクした感触や痒みなどはなく、むしろサラサラと優しい着心地だった。
ラグランスリーブが良い感じ

ヒートテックとは違い、ワークマンのメリノウールはラグランスリーブになっているため肩周りがとても動きやすい。伸縮性にも優れているからアクティブなシーンでも重宝できそうだ。
暑すぎず、寒すぎない絶妙なバランス
厚みに関しては、筆者が冬の行動着のインナーとして愛用しているモンベルの中厚手タイプ「スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ」と比べるとかなり薄いことは薄い。

光にかざすと少し透けるぐらいの薄さだが、わりと生地自体はしっかりしている印象だ。

ヒートテックのように着た瞬間あったかいということはないため、寒冷地や冬山の登山などではちょっと心許なく感じるかもしれない。しかし普段使いのインナーとしてなら、ほどよいぬくもりもあり、寒くもなく、また暑過ぎるようなこともなく、ちょうどいいバランスではないだろうか。
匂いが気にならない防臭性の高さ
この日は午前中に買って、昼に着用して撮影し、上からスウェット1枚、そしてアウターにはノースフェイスのマウンテンライトジャケットを着て、1日中外出した。そして帰宅後風呂に入ったあとも同じメリノウールを着用しそのまま就寝。そして次の日もそのまま仕事に行った。つまり1日半ずっと着っぱなしな状態にしてみたわけだ。
しかし、いくらクンクン嗅いでも、まったく嫌なニオイは感じることはなかった。大量に汗をかくこともなかったが、加齢臭も気になってくる40代にとって防臭性が高いのは嬉しい限りだ。

またパジャマとしての着心地も良く、布団の中でも寒すぎず、ほっこりとした暖かさもあるのでいい感じではないだろうか。
いつも寝る時は2軍落ちしたユナイテッドアスレのロンTをパジャマ代わりに着ていたわけだが、これからはメリノウールを着て寝て、翌朝はそのまま上からスウェットを着ればいいだけになるので、洗濯物を1枚減らすことができそうだ。
ワークマンのメリノウールの洗い方

ウールと聞くと、洗濯に気を遣いそうなイメージがあるかもしれないが、ワークマンのメリノウールに関しては裏返しにして洗濯ネットに入れて普通に洗濯すれば良いとのこと。
ただ干すときは、ハンガー干しは形が崩れやすくなるため平干しで日陰干しが推奨されている。もちろんタンブラー乾燥機はNG。

平干しってどういうこと?
筆者にはどうやって平干しするのか思いつかなかったため、いつもどおりハンガーに吊るして洗濯除湿乾燥機をかけて室内干しで乾かした。
ワークマンのメリノウール100クルーネックは洗濯すると縮む?
朝干したら、夜には乾いていたので速乾性は高いほうである。洗い替え用にと3着買ったわけだが、もしかしたら2着で良かったかもしれない。
では1回の洗濯でどれぐらい縮んだのだろうか?

着丈67cm(洗濯前との差:−1.5cm)

身幅45cm(洗濯前との差:−1cm)

やっぱりメリノウールは縮む
洗濯後のメリノウールを着用してみた

洗濯する前は、全体的にゆとりがあったが、

ほぼジャストフィットな着心地になっている。
でも着丈もしっかりまだあるし、そこまでピタピタするわけでもないのでまあ大丈夫だろう。

ラグランなので袖の長さは測っていなかったが、袖丈もおそらく縮んだと思われる。

やはりワークマンのメリノウール100クルーネックのサイズ選びは、そもそも個体差もあるし、洗濯すると1、2センチほど縮む可能性があるので、通常よりもワンサイズ上を選んだほうがいいだろう。

ワンサイズアップがおすすめ
まとめ:冬のインナーはもうワークマンのメリノウールでいいかも
以上、ワークマンのメリノウール100クルーネックについてレビューした。
これまで「夏はエアリズム」「冬はヒートテック」がすっかり定番になっていた筆者だったが、今回ワークマンのメリノウールを初めて使ってみて、“暖かさ”よりも“快適さ”が大事なんだと気付かされてしまった。
- ほぼ年中使える
- 保温性と通気性のバランスに優れる
- 防臭効果が高い
- チクチクしない
- コスパ最高
ユニクロのヒートテックもたしかに良いことは良い。しかしここ数年で値上がりしてしまい普通のクルーネックですら1260円、極暖だと2290円になっているので以前ほどの割安感はあまり感じない。またワンシーズン着ると、次のシーズンには生地が薄くなってきていて、首元や袖がだらんと伸びてくるのもあまりよろしくない。
そして汗を少しでもかいてしまうと、あのべったりと肌に張り付く不快感。

あれがホントに気になるし、風邪をひいてしまわないか心配になる、、、
ワークマンのメリノウール100クルーネックは1900円。ヒートテックよりは高いが、3着買ってもモンベルのスーパーメリノウール1着よりも全然安いのは何よりの魅力である。もちろん寒冷地や冬山などではちょっと物足りないので、2900円の中厚手タイプか、ちゃんとしたアウトドアブランドのメリノウールのほうがいいかもしれない。しかし普段使いのインナーとして着るならワークマンのメリノウールで十分だと感じた。
今回クルーネックを試したわけだが、あまりにも良かったので、タイツやソックスも買い揃えようかと密かに考えている。
筆者のようにヒートテックの汗冷えが気になっている人は、まずは1着試してみてはいかがだろうか。きっとその快適性にハマると思う。
ただしワークマンのメリノウールインナーは人気アイテムのため、売り切れやサイズ欠けする可能性があるのでなるべく早めに店舗へ買いに行くことを強くおすすめする。
ワークマンは職人が朝でも買えるように7時から営業している店舗が多いので、休日の日わざわざ買いに行かなくても、いつもよりちょっと早く出発して、出勤前に近所や出勤途中にあるワークマンの店舗に寄ってみるのもいいだろう。
最後までお読みいただきありがとうございました。







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